ゲーム分析レポート

8/6(土) プレナスチャレンジリーグ2011EAST 第2節

reported by 川邊 健一
日本体育大学 1
1
前半
後半
1
1
スフィーダ世田谷FC


20 嶋田 千秋

29 伊藤 侑菜
5 吉田 彩香
得点経過
20min
54min
59min
64min
67min

7 森 仁美

11 永田 真耶
16 シュート数 10


プレナスチャレンジリーグ第2節。震災の影響で延期になっていた試合がようやく行われた。前回の対戦では前半終了間際に退場者を出してしまい、最後の最後まで粘ったが、終盤に失点し辛うじてドローに持ち込んだことが思い出される。今考えれば、その試合でドローに持ち込めたからこそ前期終了時に2位で折り返すことが出来た。
今回、中断期間明けの試合となるが、チームはどこか集中力を欠き、毎度訪れる”油断”が感じられた。その油断が払拭するのは容易なことではなく、言葉で伝えても伝わりきらないものがある。それだけに上手く戦術を駆使し、相手に競り勝つことをイメージとして持って臨んだ。


試合は、思っていた以上に良い形で進めることが出来た。今回はセンターバックの2選手がユニバーシアード日本代表で不在、累積警告で不在、と軸を失っての試合となる為、もっと苦しくなることをイメージしていたが、それよりは得点の奪い方、奪う時間帯等、うまく運べた部分もあった。
前半を1-0で折り返したわけだが、後半にスフィーダの足が止まるのは分かっていた。夜の活動が多いクラブチームとしては、この時期の暑さは天敵と言って間違いないだろう。終盤になるにつれ、足は止まり、相手に主導権を握られる、そうした容易に想像できる戦況の中、どんな形であろうと失点だけはしたくなかった。
しかし、後半開始10分程度で、カウンターを受け、2列目の飛び出しに対応しきれず1-1。体力的なことを考えるとかなり苦しい状態ではあったが、その5分後に、相手左サイドを崩し、更には、それを受けた#17長崎がドリブルで2人を振り切りシュート。一時はセーブされるが、こぼれ球に#11永田が反応し2-1と勝ち越し。これ以上ない戦況に持ち込むことが出来た。ただ、またもその5分後にカウンターから素晴らしいミドルシュートを突き刺され、更には直後にCKから失点。いとも簡単に逆転を許してしまった。チームは同点弾を目指し闘ってくれたが、スコアは動くことなく試合は終了した。


今回のゲームでの得点までのプロセスはスフィーダのサッカーだ。どちらもらしさのあるゴールだった。そこは前向きに捉えたい。ただ、体力的な問題をカバーするだけの技術力や得点力が身についていない為、相手を突き放しきれない。もっと同様のチャンスを演出できるようにしなければならない。主導権を握られる中でも、数少ないチャンスを確実に決めきってくることが出来るようになったのは、このチャレンジリーグという舞台でプレーしているからこそであるが、もう一歩抜け出すためには、もっと自分達の良さを出せるチーム作りが必要だ。

残り5試合、、、もう一度全てのチームと1回ずつの対戦が待っている。この最後の第3クールでどういった結果を得られるのか、選手達と共に模索し、結論を出していきたいと思う。私達は、もっと出来るチームだと思っている。


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