11/28(日) 立川FC
reported by 川邊健一
東京都女子サッカーリーグ1部リーグ第8節(40分ハーフ) | ||||||
スフィーダ世田谷FC | ![]() |
2 1 |
前半 後半 |
2 0 |
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立川FC |
18 山田ゆり香 9 内山朋香 |
得点経過 16min 42min 62min 65min |
9 5 |
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14 | シュート数 | 7 |
東京都女子サッカーリーグ第8節。先週、チャレンジリーグ入替戦に勝利し、2011年度からのチャレンジリーグ(Lリーグ)昇格を果たした。この東京都女子サッカーリーグ1部リーグも残り2節を残し、ほぼ優勝を手中に収めている状態であり、更に言えば、このゲームは勝とうが負けようが来季に関係はない。モチベーションのコントロールが非常に難しく、また、この一週間もチャレンジリーグ入替戦の疲労を抜く作業に徹していた為、チーム状態としてはベストコンディションに持って行くことが出来ていなかった。心身ともに試合を行うコンディションではなかったかもしれないが、目の前の相手から背をそむけるのは言語道断…「好きなサッカーをするのに理由なんていらない、理由がないと頑張れないのであれば君達にとってサッカーはそれだけのもの…そうじゃないよね?」と伝えた。


試合はチャレンジリーグの入替戦出場チーム決定戦から入替戦まで出場機会の少なかった選手達をメインにメンバー構成し、その他、これまでプレーしたことのないポジションでプレーさせるなどチームの強化に時間を充てた。来季への準備を早々に始めたわけであるが、メンバー構成やポジションへの適応ということよりも、やはり心身ともに闘えるコンディションではなかった。身体が重く、プレーの精度も目に見えて悪かった。ただ、選手達は闘う気がないわけではなかったので、そこはこの状況を考慮すると評価すべき点だったように思う。
これまで1部リーグは無失点記録を更新してきた為、出来れば無失点で終えたいと願っていた。しかし、あっけなく相手に記録を破られ、その後も決定的なシーンを作り出されてしまっていた。今回はチームの軸であるセンターバック2選手を外した構成ではあったが、さすがに2枚を同時に起用しないと安定感は下がる、それでも懸命に闘おうとする即席センターバックの2選手は何とかしようと工夫しながら闘えていたのは悪くなかった。
後半に入り、早々に#18山田の華麗なゴールで同点に追いつくと、センターフォワードとしてピッチに立ち続けてきた#9内山を投入。その1stプレーで#9内山が得点し、2-1と試合の流れを引き寄せた。
しかし、入替戦(ホーム)と同じようにその後の決定機を外し続けると、相手のカウンターアタックから失点し2-2と追い付かれてしまった。
立川FCはタレントが揃う素晴らしいチームだと感じている。さすがに簡単には勝たせてもらえず2-2のまま終了のホイッスルを聞くことになった。


連続無失点記録は途絶え、連勝記録も途絶えた。しかし、記録は気にならない。記録は常に変っていくものだから、気にしても何かを得ることは無い。大事なのは一戦一戦を丁寧に闘って行くことだ。今回のゲームはドローで終わったが、最終戦の慶應義塾大学とのゲームでは2010年度最後の公式戦の締め括りとして、今シーズンの成長の証しを残したいと思う。良い形で締め括り、そこで優勝を決め、1年間の疲労を抜く為に3週間のオフに入りたいと思っている。
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