11/5(金) 吉備国際大学

reported by 川邊 健一
チャレンジリーグ入替戦出場チーム決定戦第1節(45分ハーフ)
スフィーダ世田谷FC 1
0
前半
後半
1
1
吉備国際大学

9 内山朋香
得点経過
2min
7min
90min


11
17
7 シュート数 15

今大会(チャレンジリーグ入替戦出場チーム決定戦)は、2011年からのチャレンジリーグへ昇格する為の第一段階のステップである。チャレンジリーグに昇格する為には、チャレンジリーグWEST&EASTの最下位チームと入替戦を行う必要があるが、その入替戦に進出する2チームを決する大会が今大会になる。
大会は4チームの総当たり戦で行われ、上位2チームが入替戦に参戦することになる。相手は第1節から吉備国際大学(中国リーグ)、HOYOスカラブFC(九州リーグ)、豊田レディースFC(東海リーグ)である。
第1節の吉備国際大学は、名実共に前評判No.1のチームであったが、相手のサッカーは一度しか見たことがなく、またそれは昨年の話なのでメンバー自体も異なる。従って、何もわからない未知の相手と言っていいが、実力を兼ね備えている全国クラスの相手に対し、スフィーダのサッカーがどれだけ通用するのか、また何が通用しないのか、真剣勝負の場で探り今後のステップアップのきっかけにしたいと考えていた。
但し、勿論大切な公式戦であることは間違いないし、私達はここを目標に活動してきたということもあるので、今までと同じ通り勝利を目指していた。



前半、相手の出鼻をくじく形でフリーキックから相手GKのファンブルを誘い、CKからのこぼれ球を再度ゴール前に送り込み、内山がヘディングで流し込む綺麗な形で先制点を挙げた。これで勢いに乗り、試合を優勢に運べると思ったが、自力に勝る相手の攻撃に慣れる前に失点し、開始僅か7分で1-1となった。
相手のサイド攻撃を中心とする鋭い攻撃に、守勢に回らされる時間帯も多く、凌ぐ展開となったが、私達も何とか主導権を握ろうと局面で選手達は闘ってくれた。決定的なシーンを作られることもあったが、私達にもゴールチャンスは十分にあり、勝機がないわけではなかった。

後半になってもスコアの動かない時間が続き、誰もが1-1のドローを考え始めた90分に、攻撃に転じようとし前がかりになったところを奪われカウンターから見事に崩され痛恨の失点を喫してしまった。結果が重要な今大会において、願わくばドローという結果で終われることが理想ではあったが、シュート数7-15が物語る通り、自力においては相手のサッカーの方が優れていたことは認めなければならない。



今回の試合で高いレベルに対し、何が通用し、何が通用しないのか、確認出来たことは良かった。また、こうした高いレベルの相手と真剣勝負の公式戦で本気で闘い合うことが、チームを成長させていくという手応えを掴むことが出来た。負けはしたが、是が非でもチャレンジリーグに昇格したい、その想いが益々強まったゲームであった。
第1節での敗戦は今後のゲームをより難しくさせるが、私達は勝つ為にここに来たので、ブレずに残りの2試合を制し、この出場決定戦を乗り切りたいと考えている。

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