4/25(日) 早稲田大学ア式蹴球部女子

reported by 川邊 健一
東京都女子サッカー大会決勝(30分ハーフ)
スフィーダ世田谷FC 0
1
前半
後半
3
2
早稲田大学ア式蹴球部女子






(CK) 15 岡田あやめ
得点経過
16min
26min
30min
33min
50min
55min

8
8
11
10
8

4 シュート数 18

東京都女子サッカー大会決勝戦、相手は昨年10月の関東大会で2-7と大敗した大学日本一の早稲田大学。個々の能力、チームの成熟度など、どれも高いレベルで保たれている日本屈指の強豪チームである。

試合は前半15分頃から動き出した。序盤こそ、ある程度、闘えた部分はあったのだが、失点してからのプレー振りは決して100%を出し切ったものではない。得点、失点は、誰の目にも明らかな”結果”であり、その得点&失点が試合の流れを大きく左右する。得点し優位に立てば冷静にプレーできるし、失点し慌てれば全てのプレーがうまくいかない…メンタリティーの問題である。事実、相手が試合に入りきる前の前半15分までにはスフィーダの時間帯もあり、得点できるチャンスもあった。しかし、たった1つのミスにより失点を喫した後の慌て方は問題だった。確かに言い訳の出来る失点であったが、それでもそれが得点になったわけであり、またミスは必ずゲームの中で起きること。むしろミスをチャンスに繋げ、正確に得点まで持ち込んだ相手のレベルが高かったと認めるしかない。
失点後には試合を完全に支配され始め、失点を重ねた結果0-3となる。

後半も相手のリズムで試合を支配される展開は続き、私達は何も出来なかったと言って良い。後半に攻撃的なシフトに切り替えた為、個の能力で突破して行くシーンは増えたが、結局個人技頼みの単発な攻撃にしかならない。もっとボールを奪った直後のファーストプレーを大事にしなければいけないし、確実に前線まで配給するだけの力が必要だと感じた。最もこうなることは想定内であり、普通に闘ったら間違いなく、この試合展開になるだろうと想定していたが、結局、その想定の範囲内の内容に落ち着いてしまったことが悔しい。
相手から見習うべきポイントは多くあり、その見習うべきポイントこそが相手との決定的な違いだったと思う。

現段階では、チームを作り上げている段階であり、この敗戦も今後の結果繋がってくるのであれば問題はない。チームには色々な制約をかけている為、非常にやり辛い感じでプレーしているが、いずれこの枷を外した時、自然と良い状態になるだろうと信じている。
本当に大事な試合で結果を残せる可能性を少しでも上げていけるように、今は我慢しながら選手達と進んでいきたいと思う。どちらにせよ、言い訳なしで今回の試合は完敗であったことは事実であるから、真摯に受け止め、更に高い質の準備をして行く必要がある。
その最良の機会として、来週から始まる毎年恒例のサッカーマガジン杯メグミルクレディースカップがある。3泊4日間で選手達と寝食を共にし、成熟度を大幅に上げて帰ってきたいと思っている。

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