9/6(日) フィオーレ武蔵野FC

reported by 川邊 健一
東京都女子サッカーリーグ1部リーグ第3節(40分ハーフ)
スフィーダ世田谷FC 1
1
前半
後半
0
0
フィオーレ武蔵野FC

8 福原菜緒
18 峯本千鶴
得点経過
36min
44min


24 シュート数 1

東京都女子サッカーリーグ1部リーグの後半戦がスタートした。後半戦といっても前期で2試合しか消化できなかったこともあるので、後期は6試合が残っている。

スフィーダは10月の関東大会へ向けて、東京都予選終了後2週間のOFFを挟み、この3週間の期間でチームを作ってきた。東京都予選では未完成だったチームを完成へ向けて順を追いながら良い調整が出来ていたと思う。2度に渡る鎖骨骨折から戻ってきた#7仲も実戦復帰したのが1週間前の日曜日であった。さあここから本当のスフィーダの姿を見せることが出来る、と思った矢先に事故が起きた。3日前の練習でチームの最重要プレーヤーの一人である#10畑中が練習中に怪我を負ってしまった。腓骨骨折で全治3か月はかかる。これから行われる強化合宿(9月20日〜23日)には勿論、目標に動いていた関東大会の出場も絶望となった。サッカーも含め、スポーツで怪我は付き物であるが、『何故今年に限ってこんなに大怪我が続くのか?』と嘆いていたが、今日の試合でも事故が起きた。相手をリフティングで抜いた際に、相手の肘が鼻骨に直撃し、またもや重要プレーヤーが陥没骨折で抜けるという緊急事態に陥ってしまった。受験生も抜け始めている頃であり、戦力が落ちて行く中での重要選手2名の離脱が何よりも痛い。もはや数少なくなってしまったトップチームであるが、これからの試合も怪我に気をつけつつ、これ以上の離脱者が出ないように警戒していかなければならない。

さて、試合であるが、前半はスフィーダのサッカーを意識した中での攻防が繰り広げられており、得点こそ奪えなかったものの、主導権を握りながら闘うことができた。しかし、不慮の事故で怪我人が出たところからバタバタしてしまい前半終了間際からは内容的に優れたものではなかった。後半に体力的に苦しくなったのもあると思うが、効果的なフリーランニング見られなくなり、ボールホルダーを孤立させてしまうシーンが多く、チームとして闘っているような感じではなかった。
また得点機への”こだわり”を意識しながらトレーニングに励んできていたものの、数あるGKとの1対1を尽く外してしまうなど、まだまだ結果を出すには時間が必要だということを選手達が理解したのではないか?。一朝一夕に得点力不足が解消されれば、どこのチームだって得点力不足などとは言わない。だからチームを完成に導く過程の中で学び、感じ取ってくれればいいのではないかと思っている。

次節は翌週にリーグ戦第4節が行われるが、そこへ向けて調整を進めると共に、これ以上の離脱者が出来ないことを心から願っている。今は本当にそれだけが願いだ。残された13名で何とかまとまりたいと思う。

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