3/29(日) Clavellina/stella合同チーム ○14-0(3-0、11-0)

reported by 川邊 健一

2009年度の公式戦が遂にスタートした。1月からこれまでの3ヶ月間、肉体改造をメインにSAQ(スピード、アジリティー、クイックネス)の強化と筋力の強化に努めてきた。全てはシーズンインへ向けてトレーニングしてきたが、この大会は、まだ肉体的に未完成で構わないと思っている。照準はゴールデンウィークのサッカーマガジンMEGMILKカップ全国レディース大会2009と考えている。従って、この大会は言わば、未完成のチームの連携を少しづつ合わせて行く場と考えている。

今年は新たに6名の新戦力を迎え入れ、大学生12名&高校生8名とようやく大人のチームに近づけてきた。中学生をトップチームに入れないのも初めてのことだ。それもあり、今年こそは…という気持ちでオフシーズンも根気強くシーズンインを待ち続けていた。過去にないほど格上のチームと対戦を繰り返し、肉体的な根本部分の修正に力を入れ取り組んできた。全ては今シーズンで自分達の目標を達成するためだけに計画的に進めてきた。報われるかどうかは分からない、でもやるしかないという想いだけである。

昨年初優勝を果たすことが出来た同大会であるが、個のレベルアップに努めてきたためチームのことを本格的に着手し始めたのは最近のこと。オフシーズンで格上のチームや男子チームと対戦を繰り返してきたが、そこでの戦績や内容は現状を踏まえれば、そこまで悪いものでもなかった。全てはシーズンインへ向けての調整であったが、この大会も同様の位置付で捉えている。全員を出来る限り均等に出場させ、チームがチームとして20名で闘えるチームを作り出すことがテーマだと思ってる。

2009年度初のレポートということで、前置きが長くなったが、初戦はClavellina/stellaの合同チーム。中学生が主体のチームである。結果的に前半3点、後半11点というスコアを考えれば、誰が見ても疑問を抱くことだろう。これは単純に得点を奪うにつれて相手の集中力が切れたということもあるが、それ以上に闘い方に問題があった。その問題をハーフタイムで修正しただけで約4倍のスコアを25分間(同大会は予選リーグ25分ハーフ)という短い時間で奪い取ることが出来たのである。それは、選手達の”考える力””ゲームを見極める力”の不足が招いた結果だと思っている。メンバーに極端な変化はない…それが、この事実を裏付けていると思う。しかし、逆に考えれば、”考える力”や”ゲームを見極める力”というものが備わっていれば更に得点を挙げられた可能性もあり、まだまだ真のベテランチームのようなイメージには程遠いということでもある。

オフシーズンで数々の練習試合は行ってきたが、チームとしての連携は完成とは程遠い状態である。当面は5月のサッカーマガジンメグミルクカップ全国レディース大会に向けてチームを完成させ、そこで昨年の結果を上回ることが目標になる。その為にも、この大会を1試合1試合大事にしなければならない。

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