8/3(日) FC PARTIRE ○1-0(1-0、0-0)
reported by 川邊健一
先週の準決勝で破れ、翌日の月曜日〜木曜日まで波崎へ強化合宿へ向かった。本来であれば先週の段階で大会は終了の予定であったが、残念ながら雨で2週ほど流れ、本日まで延期となっていた。実は大会終了の7月27日の翌日より4泊5日間の強化合宿へ行く予定になっており、本来であれば金曜日まで合宿であったが、決勝戦を見据えた時に、疲労のピークの中で中一日のハードスケジュールではパフォーマンスの低下が明らかだということを考慮し、トップチームのみ1日早く帰京させていた。3位決定戦へ流れるのであれば4泊5日でも良かったが、あくまでも決勝戦へ進出することだけを考えていたので、3泊4日というスケジュールで合宿へ出ていた。
先週の試合に引き続き、合宿後というハードなスケジュールではあったし、3位決定戦ということでモチベーション的にも低下が見受けられた。正直なところ、チームの士気は落ちており、肉体的な問題よりも精神的な問題が大きかったように思う。
そのような中で行われた3位決定戦であるが、相手は強豪のPARTIRE。通常の状態で闘っても簡単にいくような相手ではない。しかし、最後までやりきること、最初に抱いた信念を貫き通すこと、、、初志貫徹の想いで3位決定戦も全力を尽くそうと誓い合った。
試合は合宿での疲労もあり、なかなか自分達のサッカーを展開することが難しい中、攻めあぐねていたところをCBのキャプテンが業を煮やし攻撃参加・・・そこでこの試合唯一の得点が産まれた。合宿の直後ということもあり、疲労から精細を欠いたプレーも多かったが、それと同時に合宿での成果を随所に魅せてくれる内容でもあった。得点こそ少なく、失点の危険性もあった緊迫したゲームであったが、私はどんな全ての事柄よりも、最後まで選手達がベストを尽くそうとした姿勢が嬉しかった。内容が良い、悪いではなく、どのような姿勢で物事に打ち込めるか?結果よりもプロセスが大事という考え方が広く普及している世の中で、選手達は結果やプロセスのみならず、姿勢という部分でも表現してくれた。最大の目標を失った直後の試合での姿勢だけに選手達が眩しく映った。
最終的に全日本女子サッカー選手権大会東京都予選は3位入賞ということで幕を閉じた。願っていた結果ではなく、準決勝で敗れたときは自分達の未熟さを棚に上げて、非常に落胆した。力が勝てないというのは頭では理解していたが、何故勝てなかったのか?考えることを放棄したくなるような出来事であった。しかし、最終的に選手達は力を合わせて闘ってくれ、こうした姿勢が”次”に繋がるのだと確信した。
トップチームの活動はまだまだ終わったわけではない。本当の勝負はこれからだと思っている。最大の目標である1部リーグ優勝&関東リーグ入替戦参戦、そして、関東リーグ昇格が全てである。もはや、この目標しかないこともあるが、あとはここから全てを1部リーグに捧げて行きたいと思う。
最後に、今大会も非常にたくさんの応援を頂きました。誠にありがとうございました。ご期待に沿うことは叶いませんでしたが、自分達のサッカーは信じています。これからもたくさんの応援を宜しくお願い致します。