3/30(日) 立川FC

reported by 川邊

本日、2008年度初の公式戦にあたる東京都女子サッカー大会が開幕した。ここに至るまで、フィジカルトレーニング、コンタクト系の対人プレーを反復し、個の強化に多くの時間を裂いてきた。期間にして3ヶ月間みっちりとこなしてきた。また、これまで幾度と無く、男子チームや関東リーグ、全国出場チームといった格上のチームと対戦してきたが、手応えとしてはそこそこの感触があったので、ここで何度も対戦してきた1部リーグチームの立川FCと対戦できるのは”確認”という意味で、非常に恵まれた相手だと思っていた。そして、2008年度のスタートを最高の形でスタートする為にも、この一戦の重要性は非常に大きなものだと考えていた。

昨日、全国大学選手権に出場した筑波大学とも対戦したこと、連日のトレーニング及びフィジカルで疲労も残っていたとは思うが、前半から激しく闘えていたと思う。相手は個の力も充実しており、また、チームとしても非常に素晴らしい能力を持ったチームではあったが、今回に関しては、少しだけ”闘志”の部分で上回れていたのではないかと思う。守備意識を高く持つことで、相手に自由を与えず自分達のペースで進められたことは良かった。しかし、まだまだ小さなミスは多いし、連携面のトレーニングを行っていないだけにトレーニング不足は多々感じられた。

後半は、25分ハーフという短い時間だけに追加点を奪い気持ちを切らすこと、失点を抑えること、の2点がポイントであった。短い時間なだけに追加点は極めて勝利を近付け、相手の気持ちを切らすことが出来る。それは、誰にでも考えられることだが、最も目に見える結果として良かったのは、トレーニングマッチも含めて約7ヶ月ぶりに完封で勝利することだった。得点は取れているわけであり、もし、失点を抑えられれば得点できなくとも勝つことが出来る。それに何よりも、超攻撃的な戦術を使っている為、時間が経過すればするだけ相手に弱点を見出され、失点の可能性が増すことは、今までの試合からも分かっていた。どのゲームも相手が慣れてきた後半(練習試合では2本目以降)の失点が大半を占める。2008年度初の公式戦のスタートとしても、出来れば最高の状態で勝利したい、、、だからこそ、失点”0”が何よりも欲しい結果であった。

内容、結果共に、シーズンの序盤としては良い状態にあると思う。昨年の成長を、そのまま維持し、足りなかった部分を上手く補えている状態だと言っていいかもしれない。この大会は、公式戦ではあるが、練習試合的な要素が強く、どのチームも調整程度の気持ちで出場してきている。それだけに、この大会での結果は参考にならないが、どんな試合でも勝利を目指し、そして、何よりも自分達のサッカーで試合を支配できるようにして行きたい。このトップチームは、2008年度より勝利を目指せるチームに成長することが、最大の目標になると思っている。次の予選リーグ第2節も強いベテランチームとの一戦になるが、自分達の持てる力を全て出し切り、全力で勝利を目指したいと思う。

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