5/4(木) FC VIDAレディース
reported by 川辺
予選リーグ最終節は千葉県1部リーグに所属する千葉県最強のVIDAレディース。相手は社会人の選手がメインであり経験豊富なアグレッシブな戦術を行使できる素晴らしいチーム。昨年8月の神栖遠征決勝戦でPKの末に勝てたことはあるが、選手達には『現在のチームで勝てることがあれば、それは自分達が昨年の8月以降から成長しているという証明になる』と話していた。また、昨日の2試合で少しづつステップアップしてきており若干チームとしてまとまってきている。自分達の力を測る上では申し分のない最高の相手であった。
相手はやはり経験豊富なチームで高い連携を持っている印象を受けた。見習うべきところの多い尊敬すべき良いチームだ。それに千葉県最強のチームということもあり簡単には行かなかった。が、我々のオフェンス陣とVIDAディフェンス陣のスピードや技術力に若干の差があり相手の守備陣を混乱させることは出来ていた。但し、試合の中でも声を掛け続けていたように今回のゲームのテーマは個人技による破壊ではない。現在、急速に伸びているゲームメイカーの個人技が面白いようにチャンスを作り出す為、その個人技をベースとした戦い方となりがちではあるが、本来狙いとしているサッカーとは程遠いものがあったように思う。むしろそういう面ではVIDAの方が優れていたように写った。得点も奪えるし勝てるかもしれないが、人とは欲張りなもので出来るだけ多くのものを得ようとしてしまう。強いチームを相手に、このメンバーでしっかりと成長を示すことが出来たのは良かった。満足している。しかし、もう少しオフェンス陣の連携から得点を奪えれば言うことは無かった。いつも言っているが勝てば成功、負ければ失敗というわけでもない。年に数回の限られた生活をも共にできる貴重な時間であるのだから、出来るだけ多くの成功と失敗を繰返してもらいたいと考えている。そういう意味では最終ラインの成果が見て取れるようになり、1試合事に成長していると感じられる。こういうことが大事なのだと思う。
良くも悪くもオフェンス、ディフェンスと色々なことが確認でき良い経験を積むことができた。予選リーグからのステップアップを考えれば良い状態で決勝トーナメントに進出することができた。