5/3(水) 茨城県国体選抜

reported by 川辺

2年ぶりにサッカーマガジンメグミルクレディースカップ(菅平)に参加してきた。昨年は全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会東京都予選の兼ね合いで参加できなかった(当時のトップは中学生を入れないと11名すら揃わない為)が、今年はトップチームの高校生達で14名いたので参加することが出来た。天然芝のピッチ数十面を使い全76チームにより頂点を目指し競われる日本一の女子サッカー大会、全国各地から腕に自信を持つチームが集うことからも全国大会というような雰囲気すら感じることが出来る。
2年前、我々はベストな布陣を組みこの大会でベスト8まで駒を進めることが出来た。しかし、今回は怪我で手術をし急遽参加できなくなった選手が1名、更には2名の復帰明け選手(前十字靭帯断裂で今大会が復帰戦)などがいた為、まともに動ける選手は11名丁度というようなメンバー構成であった。怪我明けの選手達はそれこそ毎試合5〜10分程度しか出れないという現状もあった為、ほとんどの時間を11名の選手達でタフに戦うことを覚悟していた。怪我すら出来ないチーム状況ではあるが、大会本部が『どれだけレベルの高い選手を抱えているかで勝敗の分かれる大会』と言うように非常にタフな戦いを余儀なくされる大会で11名ジャストのスフィーダがどこまで行けるか楽しみにしていた。
予選リーグは4チームで争われ全19ブロックがある、その中の1位は上位トーナメント、2位チームの13位までが上位トーナメントに参戦する。3位、4位は中位トーナメント、下位トーナメントに振り分けられるという仕組みだ。
まずは予選リーグ第1節の茨城県国体選抜チームと対戦した。国体選抜と対戦することはスフィーダ史上初のことなので、悪いことではなかったが、出来る事なら未知数の国体選抜との対戦は避けたかった。上記にも記したが我々は11名ジャストのメンバー、正直、各ポジションに無理やり選手をはめ込んだ状況だ。メンバーが少なかろうが、何だろうがせっかく菅平まで来たのだから勝つことにこだわり、成果を挙げて帰りたい・・・当初からそう考えていた為、予選落ちするような組み合わせは望んでいなかった。出来れば少し楽に勝てるような相手と対戦し、予選の中でチームを成長させていくことが理想だった。
ただ、ゲームが始まってみると圧倒的に攻め立てる戦況がそこにはあった。我々が良かったから・・・というわけでもないがあまり相手も良くは無かった。選抜チームということで連携面などには難があり、個々が個々のプレーに終始しているという印象だ。我々の連携も優れているわけではないが、この大会での戦術的な目標の1つとしてワンタッチ・ツータッチのプレーからリズムを作りアタッキングサードでは積極的に個人で仕掛けるというものがあった。GKと1対1になれることも度々あり個人の破壊力としては収穫のあった試合と言えるが、ワンタッチ・ツータッチといったプレーは少なかった。どうしても個人技を強調するとそれに頼る傾向が強い。これは早々に改善しなければいけない課題になったと言える。

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