3/29(火) 横須賀シーガルズFCトップチーム

reported by 川辺

第2節は第1節と同様神奈川県の強豪チームである横須賀シーガルズのトップチーム。過去、何名もの日本代表や各世代の代表を輩出してきた伝統を持つ素晴らしいチーム。現在もなでしこジャパンで活躍している選手達を数名輩出している女子サッカー界では必ず聞く名門チーム。また、4月からの関東リーグにも東京代表の日テレ・メニーナを撃破し昇格を果たした力のあるチーム。大和シルフィードとは多少違う形の連携の取れたチームであるが、神奈川特有のリズムというのか多彩なパスワークで崩してくるチームである。
前半、大和シルフィード戦での守備陣の連携面も修復に向かい、ここ数試合では最も安定感を増していたような印象があった。中盤からの追い込み、そして、最終ラインの安定感が増し、組織的にボールを奪える回数が増していく。また、良い状態でボールを奪えることで効果的な攻撃を発揮し前半で1得点を奪う。
後半、長・短のパスワークが冴え効果的な崩しから相手DFラインを突破できる回数が増えていく。そして、相手の高い最終ラインを抜け出しFWが追加点を奪う。その後、押し込んだ結果、コーナーキックから得点を挙げ3-0。ここで小学生の新戦力などのフレッシュな選手を投入し、相手の速いパスワークに対抗した。その後、新戦力の小学生が得点を挙げ、4-0まで差を広げるが、いつもの悪い癖が出てしまい勝利を確信したかのような軽率且つ傲慢なプレーが見え始める。結果、1点を奪われるが最終的にスルーパスに抜け出した2列目の選手が追加点を挙げ5-1の快勝で試合を終えることが出来た。
この試合は組織的な守備からの連動した攻撃が光った。1試合目よりも攻撃面で速さと正確性が増し、何度も相手の守備組織を突破することが出来ていた。ここまでトレーニングしてきたことの成果が見て取れる内容であったと思う。まだまだ精度は低いが、それでもスピードに乗った攻撃は確実に相手に脅威を与えていた。非常に見ていて楽しい部分があった。神奈川のチームから見れば『まだまだ甘い』というようなものだと思うが、それでも私達のサッカーとトレーニングの成果の融合が確実に進んでいると確信が持てた。今までは自分達の得点パターン、守備の組織といった勝利に必要不可欠な要素が不透明であったが、力のあるチームと2試合も本気の試合をしたことで、それらは見えてきたように思う。非常に内容のある、そして、意味のある勝利であった。とりあえず今日は満足している。
明日はシーガルズU-15とFC駒沢との対戦である。今日、行われた全5試合で勝敗が分かれたのはこの試合だけだった、従って、勝ち点的には私達が4点で他の4チームは全て2である。明日を2連勝で乗り切ることが出来れば、昨年に引き続き優勝を果たすことが出来る。今大会は内容よりも勝利にこだわり戦うと決めている。内容ではなく勝利が優先と考えていたが、そのような本気の戦いの中で選手達は確実に成長してきている。明日も勝利にこだわり戦うことで選手達の潜在能力が目覚めてくれることを信じている。明日が楽しみだ!

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