3/20(日) 吉祥女子中学・高等学校

reported by 川辺

この日もシーズンインに向けチームの調整を意識した練習試合を行った。時間の関係で30分・25分30分という変則的なスケジュールであった。昨日の成徳グランドでの練習試合はハードな日程であった為、疲労は高いことが予想されたが、ここで踏ん張ることがシーズン中のチーム状態をよりタフなものにするという意識で試合に臨む。
1本目、開始直後はバタバタとして落ち着かない展開であったが、得点を重ねる試合になった。疲労から集中力、意識は昨日よりも低下していたように伺えたが、それでもトレーニングの成果を発揮しようとする意識は感じられた。中には良い流れの連携もあり、調整の意味では良かったと振り返えれる。結果7-1。
2本目、1本目の大量得点で集中力が更に薄れた感はあり、決定機は演出するもフィニッシュの場面で精度を欠き0-0。この日参加してきた選手全員に出場機会を与えたが、フィニッシュまでのゲームの作り方はそこまで悪くはなかった。
1本目・2本目に出た課題は昨日の成徳戦でも出ていた課題と同じであった。守備時のゾーンの守り方が悪く、時として相手に有利な状態を作り出すことがあった。守備面での連携に関しては、これから着手していくものなので特に問題ではないが、守備バランスが崩れることは大きく攻撃面にも影響を与えることなので最低限の修正は必要。ここの修正と1本目・2本目とは違うフォーメーションで試合に挑む。
3本目、個々のゾーンの意識は多少向上していたように感じているが、疲労の蓄積が前線の動きを悪くし、決定機でもサポートに入れないことが多かった。特に時間の経過と共に動きの量が低下し、活発なサポートからの攻撃は出来なかった。それでも得点は奪うことが出来、2-0で終える。
今回の試合でも新しいポジション・新しい配置など選手の現段階での能力を探ることに重点を置いていた。チームの状態、連携が一番良いのは何なのか?それはこれからもしばらくは手探りで探していくつもりだ。大分、見えてきたが答えは見つからない。私や選手達が一番納得できるものを共に探しにいきたいと考えている。そして、そのような中で誰がメンバーに入っても問題なく連携の取れるチーム作りをしていきたい。理想は2チームの強力なチームを作ることだ。

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