12/28(火) 江戸川女子 ・大和シルフィード98
reported by 川辺
三保の森フェスティバル3日目は江戸川女子高等学校と1本、大和シルフィード98と4本の試合を行った。
1本目、江戸川女子高等学校と対戦。出だしが悪く何とも言えない試合展開であった。数々のシュートを放つもゴールを捉えることが出来ず、尽く外した結果2得点しか奪えずに終える。
2本目、大和シルフィード98の中学生と対戦。こちらも中学生のみ(U-14)で構成し、明日行われる三保の森カップ決勝戦の前哨戦という位置付けで戦った。試合はグランドコンディション ・選手達の疲労を考慮すれば良い内容だったと振り返ることが出来る。6:4で試合を支配し、決定機でも上回るような内容。しかし、大した差はないので1試合を行っていたらどちらに転んでもおかしくないような試合になると思う。
3本目、大和シルフィード98の中高生を含めたベストメンバーと対戦。ここではこちらも高校生を4名出場させ、今のメンバーでどこまで戦えるのかを見極めようと考えた。夏に対戦した時は我々がベストメンバーで戦って、やっと勝てる相手。非常に厳しい戦いではあったが、五分五分の試合であったと言って良い。カテ2の選手達はここまでの高いレベルでのサッカーは経験したことがなかったが、それでもこの試合に出場した4名のカテ2の中1は素晴らしい適応力を示してくれた。充分に戦えていたと思う。非常に良いアピールをしてくれたと思う。
4本目、大和シルフィード98+卒業生のミックスチーム。過去に何度も負け越した時代に主力として活躍していた選手が4名ほど入っていた。3本目に出た守備面での修正を行っていたため、ある程度の攻撃を未然に防ぐことが出来た。チームとしての守備は今のメンバーもある程度理解し始めているようだ。そんな中、チーム戦術がうまくはまり相手のミスからカテ2の中1年が単独突破から1点を先制する。しかし、相手も相当に高い技術レベルにある為、卒業生の個人技から1点を失い1‐1で終える。
5本目、3本目と同様大和シルフィード98の中高生を含めたベストメンバーと対戦。この試合に関しては次の日の決勝戦を考慮し、翌日に試合のないカテ1 ・2の高校生+カテ3の選手で戦った。さすがにカテ1の高校生が入っているとはいえ総合力に大きな差が出てしまいほぼ一方的に押し込まれる展開になってしまう。ギリギリで守りカウンターアタックから多少のチャンスは演出したが、力関係の差は大きかったと感じている。しかし、カテ2 ・3選手達は闘争心を持ち、戦う姿勢を崩さなかったことから0‐0のスコアレスドローで終えることが出来た。
大和シルフィードの試合は非常に難しかったが、カテ2の中1はこのレベルでもある程度やれていた。非常に高いポテンシャルを示してくれたことは大きな収穫である。このレベルの相手に対しここまでやれたことには素直に評価している。まだまだではあるが現時点でこれだけやれていれば、あと数ヶ月間のトレーニングで充分通用する力を得られると思う。カテ3の最近の結果を見ても判るように確実にチーム全体の底上げが出来てきている。今やトップチームの選手ですら、安心できる状況ではない。この3日間で中1の選手達は確実に成長した。試合が連続で行われ、休む暇もなかったが、高いレベルでコミュニケーションが取れたことによって日々進化していった。このような大きな成長がずっと続くことはないが、まだまだ確実に成長していけると信じている。残り約3ヶ月間はカテゴリー昇格 ・降格争いになるが、そんな中でも自分を信じ、そして、たくましく戦える選手達であってほしいと願う。妥協や諦める心はいらない。前だけを見て歩んでほしい。