8/22(日) 大和シルフィード・HFCレディース

reported by 川辺

今回の練習試合は大和シルフィードのトップチームと25分×2本、HFCレディースとは25分×1本の合計3本のゲームを行った。
今回のゲームではU-15東京選抜で全国大会に参加中の5名がいないということ、そして、現在は2名の選手が怪我で長期離脱している関係もあり18名の選手を抱えるカテゴリー1も10名の選手しか揃わなかった。更に1本目の終盤にはまた1名の選手が怪我で抜ける事態に襲われ、結局ほとんどの時間を9名のカテゴリー1の選手と3名のカテゴリー2の選手で戦うことになった。しかし、カテゴリー2にも優秀な人材は数多くいる。今回はその選手達にチャンスが巡ってきたことにもなった。
ただ、今回の試合は何よりも来週に行われる予定の1部リーグ第5節へ向けての調整がメイン。大事なのは来週に繋がるゲームを実践することであった。メンバーの多くが不在であったが、そのような厳しい状況に置かれたチームがどのようなサッカーを展開するのか?非常に興味深かった。まずは2週間の間、実戦から遠ざかっていたことで、2週間前の連戦で掴んだチームの形をどこまで発揮できるかを確認すること、そして、このメンバーでどこまで貪欲に戦い抜くことが出来るのかを見極める必要があった。2週間の期間を空けても、重要なポイントを忘れずに発揮することが出来ればそれは本当のチーム力になっているという証明にもなる。それが最大のポイントであった。
1本目、大和シルフィードとの対戦。相手は高いポゼッション能力を持つチーム。今まで何度も対戦する機会を与えて頂いているチームでもある。従って、お互いに手の内が分かっている相手でもある。相手のサッカーは正確で観る者を魅了する・・・そのような素晴らしいサッカーだ。そして、目指すべき相手でもある。2週間前に対戦した時よりもメンバーが揃っているように見え、より正確で速い展開を仕掛けてくる。非常に難しい相手であった。しかし、相手のサッカーのポイントは抑えることが出来ていただけに戦術的に狙いを持ち戦うことでメンバーの不足も感じさせない試合を展開してくれた。自分達の得意の形から得点も奪うことができ、まずますの内容であった。チームは自分達の『目指すべき型』を忘れずに再現し、それが確実に自分達の力となってきていることを確信させてくれた。結果1-0。
2本目、HFCレディースは昨年のこの時期に河口湖大会準決勝で対戦した神奈川県1部リーグ所属のチーム。前回の初対戦では3-0で勝利を収めたが、その時の前半戦では防戦一方の内容になるほどの大きな力を持ったチームであった。しかし、今回の対戦では相手に何もさせず終始圧倒する試合を展開することが出来た。個々のバランスがチームにより大きな力を与えてくれた。個々の力がチーム力により最大限に生かされた内容でもあった。但し、当然の如く修正しなければならない部分も多く存在した。
3本目、大和シルフィードとの再戦。相手はより危機感を持ち、より速い攻撃を仕掛けてきた。相手の攻撃を凌ぐ時間帯が約10分間続いたが、この時間帯をGKが中心になり踏ん張れたことで流れは徐々に傾き始めた。我々には相手のように高いポゼッション能力はないが、自分達のサッカーを展開することで追加点を奪うことに成功。その後、セットプレーから1点を失うものの、自分達のサッカーを貫き通すことで勝ち越し点を奪い3-1で勝ちきることができた。
今回の試合では様々なことが確認でき、そして、自分達が確実に階段を登っているという実感を得られた内容であった。多くの選手達が不在であったために完璧な調整が出来たとは言い難いが、来週に行われる試合に弾みが付く内容を残すことができた。強化合宿から約1カ月間の期間が過ぎ去ったが、確実に力を付けてきているという実感が持てている。今は一刻も早くリーグ戦を迎えたいという期待で一杯だ。練習試合ではここのところ負けなしであるが本番での結果は皆無に等しい。あとは本番での結果を待ちたい。選手達の精神力を信じ、この1週間を有意義なものにしていきたい。

試合結果に戻る