8/8(日) 大和シルフィード98・川崎ウィングス

reported by 川辺

連戦4日目。相手は大和シルフィードのトップチームと川崎ウィングス。共に神奈川県の1部リーグに所属しているチーム。シルフィードとは25分×2本、ウィングスとは25分×1本で行った。
大和シルフィードとの1本目、朝1番の試合であったこと、前日の試合でそこそこの内容を残せたことが選手達の心に小さな隙間を与えたように写る。集中力がなく、相手の攻撃力に劣勢な状況が続く。チャンスも生かせずに1失点しそのまま終了。0-1で終わる。
2本目は川崎ウィングスとの対戦。相手には1人で局面を打開できる大きな力を持った選手がいたが、1本目の反省点を選手達自身が理解し、流れは良いとは言えないものの3得点を奪い試合を終える。局面では自分達の型が出始めていた。
3本目、0-1で負けている状態というシュミレーションで迎えたシルフィードとの2本目。ここで逆転できるかを大きなポイントとし、高い集中力で試合に挑むことを伝えた。2本目から約3時間の間を空けての試合であっただけに、どこまで集中して戦えるか?ということが考えられたが、今日1番のゲームはこの3本目であった。自分達の攻撃の型が終始発揮され、数多い決定機を演出する。守備面においても中盤の高い位置でカットできる場面が増え、中盤を経由する良い攻撃ができたと思う。ゴールから逆算したダイレクトプレーが多く見られ迫力のある攻撃ができたと思う。DF陣も1番落ち着いていたゲームであり、最後尾が安定することが良い攻撃に繋がったのだと感じている。何度か訪れた致命的なシーンも身体を張って守り抜いてくれたことが勝利に直結したことは言うまでもない。
理想を言えば限がないが、多少なりとも合宿から戻ってからの成果を見せてくれたことは良かった。4日間もの連続の試合を入れた甲斐があった。これだけゲームが続けば1試合に対する集中力も落ちることがある。そして、自分から逃げてしまうこともある。しかし、選手達は戦う姿勢を見せてくれた。勝つか負けるかはどうでもいいことであり、今後に繋がる内容を残せたことが大きい。『自分達の型』ということを強調してきたが、それを理解し始めたことは大きな前進であり、強化合宿での成果を発揮できたことがチームの強化に繋がった。
今、少しづつではあるがチームは前進を続けている。今は後戻りすることを考えず先だけを見据えて行きたい。『大きな喜びを得るために常に戦える』そんなチームを皆で築いていきたい。

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