7/25(日) 小金井SC
reported by 川辺
1部リーグ第4節は我々と同じく今期より2部から昇格した小金井SCとであった。この試合を勝つのか、負けるのか、又は引き分けるのかでは大きな違いがあり、この1戦に懸ける思いは強かった。この1戦の重要度は計り知れないものがあり、大きな緊張感も伴っていたが、ここまでの調整は決して悪いものではなかっただけに勝利を収める自信はあった。更に相手のサッカーはすでにスカウティング済みであり、キープレイヤーや戦術などはある程度把握することができていたことから、出来る限りの準備は整えていた。
前半、開始と共に失点を許してしまう。あまりにも早い失点にスタッフ、選手達全てが驚きを隠せなかった。これが結果的に相手を勢い付かせてしまう要因となり、事前のミーティングで話していたような展開とは程遠いものとなってしまった。相手は事前スカウティング通りのサッカーを展開してきたので、さほど驚きはなかったのだが単調な攻撃にも関わらず20本に1度は決定的なチャンスを作るロングボール主体のサッカーには手を焼いた。精度は低いが、それを繰返す精神力とそれに対し必ず走りこむ相手FWには脱帽である。こちらも時折見せるダイレクトプレーでゴール前まで迫るが相手の身体をはった守備に阻まれてしまう。
後半、そこまでテンポは悪くなかったのだが、勝ち点3を取るために攻撃的な布陣に切り替えた。しかし、あと1歩のところで粘られ得点を挙げるまでには至らない。しかし、あきらめずに攻め続けた甲斐があり、前線の綺麗な連携から1点を奪い返すことに成功。流れは完全に我々にあり、逆転できることを確信していたが、セットプレーから失点を許してしまうことになった。まさかのゴールが2度も続けば勝てる試合も勝つことは出来ない。サッカーというスポーツは本当に分からないもので流れを掴んだときに結果を出せるか出せないかで大きな違いが出てしまう。例え、技術レベルで明らかに上回っていても今回のように敗戦をしてしまうこともある。もちろん、それらを絶対に覆せないだけの力があれば別なのであるが。1部の世界ともなると勝敗の計算は成り立たない ・ ・ ・そんな経験をさせてもらった試合であった。そして、心から悔しいと思えた試合でもあった。
我々の力はまだまだである。しかし、発展途上のチームであることも間違いない。今回の敗戦は今後のリーグを占う上でも絶対に落とせない1戦であったが、相手に流れを掴まれたこと、そして、戦術を徹底する相手の精神力等に負けたと言えると思う。まさかの敗戦であったが1部ではこんなことは日常茶飯事である。次、小金井と対戦するときがあれば、どんな状況でも結果の覆らないチーム力を見せたいと思う。それは今の我々にならできるはずである。明日から始まる合宿でどこまで自分達の課題を修正できるかが楽しみである。