7/19(月) 東京女子体育大学

reported by 川辺

東京都1部リーグ第2節は4月に行われた1節から約3ヶ月もの期間が空いた。相手は東京女子体育大学である。この試合の前日に行われた試合で事前スカウティングを済ませておいただけに相手の力は把握していた。
第1節を落としているだけに、この2節を失うことは目標達成に大きく後退することを意味する。更にここ最近のチーム状態は満足の行くものではなく、大きな緊張感の伴う試合となった。しかし、U-15東京都選抜が多少落ち着いてきたこと、そして、東京選抜への参加を控えさせていたことでチームとしての練習はできていた。調子を崩していた大きな理由としてチームでの調整不足が考えられていただけに、この試合までにチームとして調整できていたことは良かった。
試合前には相手の戦術とシステム、そして、キープレーヤーのことを伝え、その中で自分達がどのように戦っていけば良いのかを話した。
前半、相手は前日の試合で0-5の惨敗をしていた。それが原因だったのかシステム、選手の配置が前日とは異なっており、試合前のプランは崩れた。最初こそ戸惑いを見せていたように思うが、相手のサッカーの本質は変わっておらず予想通りのサッカーを展開していた。時間の経過と共にお互いに落ち着き出し、どこで先制点を挙げるかが大きなポイントとして考えられたが、終盤に差し掛かったところで1点を挙げる。その後もチャンスがあっただけに追加点が欲しかったが、相手に粘られてしまった。
後半、開始からスピーディーな攻撃を仕掛け相手を圧倒することができた。後方から次々と選手が飛び出し、流れのある攻撃ができていた。この時間帯は前半20分頃まで続きようやく追加点を奪うことができたが、このチャンスの時間帯であと2,3点の得点が欲しかった。暑さと時間の長さが襲い掛かり、終盤は危ない場面もあったがGKを中心に粘り強く守ることが出来た。個々のことは評価できると思う。しかし、明らかな戦術的なミスも存在し、チームの未熟さも露出してしまうことになってしまった。その後もいくつかの決定的なチャンスが存在し、そこを決めきれなかったことは正直なところ痛い部分ではあるが、そのまま試合は終了し2-0で勝利することができた。
これでスフィーダ史上初の1部リーグ1勝である。1部リーグで強豪を相手に勝利をもぎ取れたこと、40分ハーフの試合で最後まで戦いきれたこと、この2点は大きな出来事であると考えている。これでようやく1部のチーム相手にも気負けせず対等に闘うことができる。この1勝はそれ程までに大きなことである。
チームとしての連携や戦術などではまだまだ未熟であるが、何とか6日後に迫っている第3節も勝ちきりたいと思う。チームとしてのベースは理解してきているようなので後はその精度をトレーニングの中で強化していきたい。夏の強化期間はこれから始まる。大きなチーム力を得るために日々精進していきたい。

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