5/30(日) 東京経営短大村田女子高等学校

reported by 川辺

この日は来週に行われる1部リーグ第2節へ向けての調整試合という位置付けで30分×3本という内容で村田女子に試合をお願いした。昨日、行われた杉野JYとのトレーニングマッチでは現段階でレギュラーと思われる選手が6名も不在であったため調整という意味では難しい部分があったが、今日の試合には18名中15名の選手が参加したため1部リーグへ向けての良いシュミレーションが出来るのではないかと考えていた。相手は諸事情によりBチームであったがU−15東京選抜が数名いるような構成。決して油断できる相手ではなかった。昨日の試合があまりにも厳しい内容であっただけに、今日だけは内容のある勝利を手にすることが何よりも重要なことであった。
1本目、相手はいくらBチームと言えども東京No.1に君臨する高校。更に東京選抜も数名いる相手であっただけに油断というものはなかった。開始から精力的に動き回り相手の裏を取る展開が続き早々に先制点を奪う。少なくとも昨日の試合とは全く違う動きを見せてくれたことは良かった。メンバーがほぼ参加していただけに選手達からは自信を伺うことが出来た。自信を持ち動く、そして、自信を持ち走る・・・これがなかった昨日とは比較にならない程の違いがあった。しかし、それは同時に控えメンバーの力不足をまざまざと感じさせられることに繋がった。そこは非常に残念なことである。1本目は4‐0という結果で終始相手を圧倒する内容であった。
2本目、前日に行われたハードなスケジュールを考慮し頻繁に交代を行う。更に慣れないポジションで選手の潜在能力を見極めるなどと2本目に関しては無理に仕掛けるようなことはしなかった。それでも何度か決定的な場面をむかえ1点をもぎ取る。1点という結果は少ないように感じているがとりあえず選手は休めることが出来たのと違うポジションであってもある程度の順応力を見せてくれたことは良かった。
3本目、予想以上の暑さで思った以上に消耗していた選手達であったが、40分ハーフの1部リーグであれば試合は大体3分の2を消化したところ。前日の疲労も残っていて辛い状態であったことは間違いないが、ここからが本当の勝負だと思っていた。試合は終始押し込むもフィニッシュの場面で精度を欠き1‐0で試合を終える。
この日はある程度のメンバーを揃えていただけに昨日よりは内容のあるゲーム展開を行うことが出来たが、全体的にまだまだ全ての精度が低い。ゲームを作る、ゲームを支配するといったことは以前より良くなってきた感覚はあるが、来週の試合に向けては不安な要素も数多く存在する。
日本女子体育大学は過去の対戦で2戦2敗という相手。更に東京トップ3の一角を担う強豪チームである。残り1週間でやれることは限られているが1%でも勝てる可能性を高められるよう準備していくのみである。相手の特徴、個性はある程度把握できている。あとはそれに対する対応と我々の戦術を高めていくことに全てを注いでいきたいと思う。

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