5/3(月) 豊田レディース

reported by 川辺

第17回サッカーマガジンメグミルクレディース大会の為、前日の2日より現地入りし、昨年に引き続きこの大会に参加した。昨年は予選を1勝1敗1分という結果から得失点差のこともあり予選敗退を余儀なくされた。全国各地から力を競うために様々な強豪チームが集まってくるだけに、例え東京の1部リーグに所属していたとしても予選敗退は珍しくない・・・。事実昨年も東京の1部リーグ所属のチームが予選敗退をするような事実もあった。その他にも我々と同様に1勝1敗1分で何とか得失点差が上回り、ギリギリで上がれた1部所属のチームもあった。そのような中、昨年の雪辱を果たすためにも、自分達の力がどの程度全国レベルで通用するのかを確認するためにも今大会に懸ける思いは強かった。そのような中、抽選結果により愛知県の強豪との初戦が決まった。
名前を聞いたことはあったのだが実際どの程度のチームなのか?それを知るために東京に残っているコーチに連絡を取り調べてもらうように頼んだが諸事情により、それを知ることは出来なかった。しかし、前述でも述べたようにこの大会に懸ける思いは強く初戦を落とすことは先の戦いをより厳しいものにすることが昨年の経験から安易に予想できた。
今大会のプランでは初日の2戦を全勝で飾り、次の日の予選最終節は戦力を温存し負けても決勝トーナメントに進めるようにすることが大前提である。というのはこの大会は勝ち進むと1日に3試合というハードな試合日程が存在するため、勝ち進むチームというのは戦力を温存できるだけの選手達を帯同してくる。これは大会本部も語る裏事情である。それだけ体力面での消耗が著しい大会なのである。更に我々は出発の前日からアクシデントに襲われ、本来なら参加できたはずの選手を欠くような状況に陥ってしまった。
そのような中、始まった初戦。是が非でも勝利を収めることが最大の目標である。しかし、相手は予選リーグで最強の相手と考えていただけに、ここを落とすことは致命的な傷になると選手達にも促した。更に選手達は前日の夜からミーティングで話し合ったことを表現しようと必死に戦ってくれたことが実に印象的な内容であった。前半から押し込み続け2-0で前半を折り返す。
ハーフタイムでは強風の影響を話し、それがどのようにチーム力を左右するかと説いた。
後半に入り、やはり風の影響から押し込まれてしまう時間帯も増えた。その結果として1失点を許し一時は2-1という危険な時間帯を迎えたが、そこで更に1得点を奪い取り、結果3-1で初戦を飾ることができた。
選手達はこの初戦の重要性を理解して闘うことが出来ていた。技術的、戦術的にはまだまだの内容であったが、この高い集中力で初戦をものに出来たことは今大会の結果を大きく左右するように思えた。初戦の入りか方としてはまずまずの満足感を得ることが出来た。次の1戦も勝利を収め、考え通りのプランで進められることを祈るのみである。

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