3/21(日) 大和シルフィード98

report by 川辺

前回の練習試合では0-9というスコアで大敗した相手。相手の精度の高いサッカーをどのように阻止し自分達の特徴を発揮できるかということをポイントとし試合に向けてのミーティングも入念に行った。相手とは過去何度か対戦し戦跡は1勝3敗で完全に負け越している。負け越してはいるが相手の特徴は分かっていたし選手達も最大限に警戒していたことと思う。しかし、終始相手の攻撃に翻弄されてしまう展開を余儀なくされてしまう。
前半、開始1分には相手のサイド攻撃に対応しきれず早々に失点を許してしまうことになる。こうなると次々に失点を許すいつものパターン。どうにも修正することができず0-4。
後半、0-4というスコアと相手の心理状態を考えてもチャンスはあると信じていた。それはハーフタイムでの選手達の目にも表れていた。
今の自分達の力を考えても相手との差は歴然である。これを覆すには高い集中力と強い精神力が必要である。選手達は0-4というスコアにも負けずよく戦おうとしていたと思う。結果、ようやく流れに乗ることができ、少しずつチャンスが巡ってきた。ここで一気に2得点を挙げ、2-4まで返したが、ここでイージーミスから失点を許すことになってしまった。この瞬間、選手達の集中力は完全に切れ、すぐさま失点。追い上げていた時の失点は試合をより難しくしてしまう。今のチームではこれを更に覆せるような精神力は期待できない。結果、その後はなすすべなく2-7の惨敗。厳しい試合であった。
この試合を負けたことで精神的な部分での試合の難しさというものを選手達は感じ取れたのではないかと思う。そして、相手の技術の高さに改めて認識を変えさせられる内容だったと思う。うちの選手達は技術的にも精神的にもまだまだ足りない部分が多いが、それよりも相手の技術レベルの高さを認めたい。どこかで自分達の力に過信していたものが、これで一気に払拭された。今までもこの繰り返しで力を付けてきただけにこの大敗でまたチームが1つ上のレベルに行けると信じている。もうすぐ新シーズンが始まるが、またここで切り替えて次の目標に向かい集中していきたい。

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