3/14(日) 日テレ・メニーナ

report by 川辺

2試合目、夏に河口湖サッカーフェスティバルの決勝戦で対戦した日テレ・メニーナとの試合はまたしても勝利したほうが優勝というプレッシャーの強い中での試合であった。
前半、開始からお互いに中盤の攻防の激しい試合となった。お互いに局面局面の集中力が高く1歩も引かない展開。しかし、試合前から再三注意していた部分を忠実に再現し中盤での攻防で優勢に立つ、そして、それと共に試合を優勢に進め始め、次第に決定的なシーンも増えてきた。前線からのチェイシング、中盤での組織、1対1の攻防など守備面では現段階の力では十分に力を発揮してくれた。ほぼ五分五分の展開の中、お互いに決め手が無く前半を終える。
ハーフタイムでは更に要注意ポイントを指摘し、それに対する対応と攻撃時におけるサポートについて話した。それが実践できれば必ず得点は奪えると信じていた。
後半、前半と変わらぬ展開の中、相手はうちのプレスに対し焦りを感じたのかミスを連発してボールが落ち着かない。しかし、それはこちらにも言えることであり相手の粘り強い対応に簡単にはチャンスが作れなくなってくる。逆に中盤の落ち着かない相手がロングボールで中盤を飛ばして前線に放り込んでくるがギリギリのところでDF&GKが踏ん張ってくれた。その後も時間ばかりが進み終了10前頃には徐々に走れなくなってくる選手達にメニーナは怒涛の攻撃を仕掛けてきた。この時間帯が一番難しかったが、高い集中力で全員守備を実践した。この時間帯は疲労で走れなくなる選手達が多く、カウンター一本を狙ったシフトに変更したが得点、失点も生まれることは無く試合終了。何とか勝ちたい試合ではあったが、メニーナと引き分けることで優勝が転がり込んできた。オフェンスに対する満足感は薄いがディフェンスの対応は良いものが見れたと思う。内容はどうであれ優勝できたことに満足感はある。しかし、これで見えた課題もあり、それは早急に修正する必要性がある。今のままでは4月から始まる新シーズンの目標を達成することは不可能である。今回の結果は素直に嬉しいがこれで満足して立ち止まることはない。もっと貪欲に上を目指さぬ限り、うちの選手達に先は無い。これからがもっと厳しくなるであろう。今後の選手達に期待したい。

最後に・・・今回はカテゴリー2の選手を4名帯同していた。その中でも2名の1年生の活躍に目を見張るものがあった。特にこの日は前日の試合で故障してしまったセンターバックの選手に代わり、センターバックの代役で帯同していたカテゴリー2の1年生はメニーナにも全く臆することは無く、競り合いでもほぼ勝っていた。このようなレベルの高い中でのサッカーは生まれて初めてだったであろうに素晴らしい可能性を示してくれた。更にもう1人の1年生も攻撃時における技術は素晴らしいものがあり結果として今大会では3得点を挙げることができた。このように1年生の活躍が今後のチームをより活性化させることになるであろう。チームのためにも自分達のためにもとても重要な要素を握る選手達が出てきたことは大きな収穫であった。

試合結果に戻る