1/24(日) 東京成徳中学・高等学校

report by 川辺

年末より調子を崩していたこのチーム。前回の試合より約3週間のトレーニングを積んだ選手達がどのように変ったのか?ということが試合のポイントとなった。この試合で勝利を収めることがチーム再生の大きな要素を担うことは間違いなく、是が非でも勝利は欲しかった。が、勝利よりも内容を求めることでこの危機から乗り越えられると信じていた。しかし、チーム状態は過去最悪の状態に追い込まれてしまい11名も揃わない状態であった。怪我人や現在流行中の風邪の為、欠席者が続出した。この状態を乗り越えるべくカテゴリー2の選手を4名程カテゴリー1に引き上げ試合を行うようになった。試合は25分×3本で行われた。
1本目、この3週間のトレーニングで身につけて来たことを選手達は必死に再現しようと努力していた。まだまだ未熟ながらも自分達の進化を信じて日々成長していく選手達をそこに感じた。声を掛け合い必死に暗闇から抜け出そうとする選手達は成長を感じさせてくれた。結果、良い形で2得点を奪い2-0。
2本目、徐々に疲労が見え始めて動きに精細を欠いてきたが、それでもワイドな攻撃から1得点を奪う。ここに至るまで相手のシュートは0に押させてきたので守備陣の奮闘に力強さを感じることが出来た。しかし、メンバーがいないにも関わらず、またも選手が故障で退くことを余儀なくされてしまう。結果1-0。
3本目、ここに至るまでのスコアは3-0、選手達はどこかで勝負を決めてしまっていたかのようにも見えた。チャンスはあったが日々のトレーニングによる疲労の蓄積が見え隠れし始めた。そして、集中力が切れた一瞬の隙を突かれあっという間に3失点を許し、3-3のタイスコアで試合終了。結果0-3。
またしても勝ちきることが出来なかった。あと1歩のところまで来ていただけにこの結果は非常に残念である。しかし、選手達は暗闇から抜け出すきっかけを掴んでくれたように感じた。1本目に見せた内容はまずますであり、個人としてもチームとしても成長を見せてくれたように思う。そして、このメンバーでも戦えることを証明し、更にカテゴリー2より飛び入り参加した4選手達のレベルの高さも再確認することが出来た。チームは暗闇から完全に抜け出せたわけではないが、今の調子を少しずつ上げていければ必ず最高のシーズンを迎えられることであろう。調子に波があり、それでいて不安定な選手達であるが、若いチームなだけにそこから学べることは多くあると思う。このメンバーでこの苦しい状況を打開することに意味がある。今はこのメンバーで勝ちたいと強く思っている。

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