4/26(土) 東京女子体育大学ポテトチップス
report by 川辺
東京都女子サッカーリーグ最終節、勝てば文句無しの1部リーグ昇格の懸かる試合。ここで勝利をものにすることが、年間最大の目標でもあった。リーグ戦の１節、２節を引き分けてしまい最初から後の無い状態になってしまったが、選手達は高い精神力でチーム一丸となり、そこからの6試合を全勝で飾ってくれた。あと１つ ･ ･ ･という状況の中、練習に来ていない受験生を戦力外と考えて行う試合には多少の不安はあったものの、その他の選手達の成長を信じていただけに勝てる！という感覚はあった。
運命の前半、雨で滑るピッチに対し、相手は効果的な戦い方を展開してくる。ロングボールからの抜け出しのみを狙った戦い方ではあったが、この状況下では理に適った戦い方であった。トップには非常にスピードの速い選手を要していただけに押し込まれてしまうシーンもあったが、グラウンドコンディションが悪いにも関わらず選手達は局面局面を踏ん張ってくれた。我々は前半の35分にようやく得点を挙げることが出来たが、この試合に関しても今までの試合と同様に開始から押し込んでいた。しかし、今までとの決定的な差は相手ＧＫの技術レベルに違いがあった。いつもであれば得点を重ね、相手に付け入る隙を与えないが、今回の相手に限っては素晴らしいセービングを連発され、なかなか流れを掴むことが出来なかった。これが我々に付け入る隙を与えた大きな要素であった。
後半も前半と同様に押し込み続けるが、またしてもＧＫのスーパープレーで得点に結び付けることが出来ない。選手交代を活発に行い、流れを変えたいところであったが、最後の最後でいつも入るはずのシュートが止められる ･ ･ ･。実に厳しい展開になったが終了間際には右サイドからのセンターリングに対し、2列目から飛び出したＭＦのシュートが決まり2-0のスコアで試合終了。怒涛の７連勝で祈願の１部リーグ昇格を決めることが出来た。
今まで東京のトップリーグに参戦することを大きな目標としてきただけに実に喜ばしい瞬間であった。設立３年目にして１部リーグに昇格 ･ ･ ･ここまで順調にきたチームが過去に一体どれだけあったのだろうか？この素晴らしい結果は紛れも無く選手達の日々の努力の賜物である！私もここまで順調に来ることを予想していなかったが成長期の選手達は１日１日で確実に成長していく。私の想像を遥かに越える選手達には日々驚かされている。この素晴らしい選手達のお陰で本当に良い経験をさせてもらい、日々私自身も成長していくことが感じられる。こんなに素晴らしい体験を出来るのも、そして、こんなに素晴らしい思いが出来るのも全て選手達のお陰である。この先、私が与えてあげられるものは本当に微々たるものなのかもしれないが、選手達が努力を続ける限り私も身を捧げたいと思っている。
これからの目標は更に高いハードルになるはずだが、選手達と共に１つずつ着実にクリアーしていきたいと思っている。どこまで行けるかは分からないが選手達を信じ努力を重ねて行きたい。そして、長いリーグ戦を戦い抜いた選手に改めて拍手を送りたい ･ ･ ･。