9/14(日) Red Crows

report by 川辺

8月末から再開したリーグ戦も早くも終盤に差し掛かった。これで全9試合中8試合目の試合である。相手は日本女子体育大学のOGチームであり、試合自体も何度か見たことがあった。妹部も前回の大会で対戦しており警戒すべき相手だと思っていた。勝つことだけが目標達成に大きく前進するという厳しい状態の中、自分達のサッカーを展開することで必ず勝利を手に入れられると信じていた。
前半、ここ数試合のように一瞬で得点に結びつけることはできなかったが、圧倒的なポゼッションと攻撃力で攻め込み続ける。しかし、相手は体育大学のOGということもあり蹴ることが出来るため、攻め込んでも一瞬でカウンターを喰らう可能性はあった。現に一発で押し返されることもあった。しかし、ここ数試合のDF陣は安定しているため失点される怖さは感じていなかった。最後尾が安定していることが、攻撃陣の攻撃力をサポートし攻め込む姿勢を援護してくれた。1点目を奪ってからはペース良く得点を重ね、いつもと同じような試合運びになった。
ハーフタイムでは個々の修正点を伝え、特に選手交代はしなかった。スターティングメンバーの状態が安定していたため、とりあえず修正点だけを意識するように促した。
後半、開始直後に追加点を挙げ、大量得点の予感を感じさせる雰囲気になったが、徐々に疲労から流れが悪くなってきたので選手交代を行った。ここで誉めるべきことは途中交代で入った選手達のパフォーマンスである。選手交代では当然修正したい部分を修正するために新たな選手を送り込むが、その選手達は忠実に指示を守ってくれた。こちらの指示の元に自分の個性を生かしたプレーを展開してくれたことには大きな満足感を得られた。そして、それは結果的にチームを活性化させ、チームの勢いが戻ってきた。前半5−0、後半4−0だったので、結果だけ見ればあまり良い試合運びではなかったように感じられるかもしれないが、そんなことは全くなかった。先程も述べたように途中交代の選手の質が上がってきたため、チームは流れを失うことなく戦い続けることが出来た。但し、疲労から最終局面での精度が欠けたのは事実である。フィジカル面での軟弱ぶりがあったことは間違いない。
ここ数試合は全て危なげない試合運びで勝利を収めることができていた。遠征を終えてからのチーム状態は実に安定していて、自分達に自信を持てる部分が多くなってきた。毎回のように失点していたDF陣も結果として現れてきているようにここ数試合は失点を0に抑えられている。攻撃陣も自分達のサッカーというものを掴んできていて何個かの形も存在するようになってきた。そして、得点したい時に取れる得点能力にも多少なりとも満足できる部分が多くなってきた。これで残りの試合数は1つである。最終節は東京女子体育大学ポテトチップスである。姉妹チームのショコラには9−0で勝利することが出来たが、必ずしも同じような展開で勝てるとは思っていない。現に受験生が徐々に抜け始めている。最終節も勝利することを求められるが、残されたメンバーと共に最後まで戦っていきたい。
目標に大きく近づいた今、自分達の精神力だけを信じて突き進むしかない!

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