8/25(月) 駒沢SC女子部トップチーム
report by 川辺
2日目は予選リーグ最終節と順位決定トーナメントが行われる予定になっていた。相手は7月にも2部リーグで対戦した駒沢SCのトップチームである。お互いに前日の予選リーグを2連勝で飾り、失点も0であった。ただ、総得点に4の差があり状況としてはこちらの方が有利であった。負けさえしなければ1位トーナメント進出が決まるという状況の中、選手達の精神力が試される試合になった。相手は勝つことでしか決勝リーグに進出することは出来ない ・ ・ ・要は後がないということである。最初から全力で飛ばしてくるであろう相手に、『引き分けでもOK』という気持ちは首を絞めることになると話した。相手は非常に攻撃力のあるチームだが守るのではなく、終始得点を奪いに行くことを要求した。
前半、開始から相手のゴールに何度となく迫る。押し込む展開ではあるものの、相手には1本のカウンターアタックで得点を奪う力がある。個人技をベースとした攻撃だけに波に乗ると怖い相手ではあったが、DF陣が高い集中力でことごとく潰してくれた。前半の半ばには左サイドを突破して折り返したところをFWがうまく合わせて先制点を奪うことに成功。これで有利になったことは言うまでもないが、気が抜けることなく選手達は一瞬一瞬を集中して戦っていた。
後半、前半と同様な流れの中、なかなか得点に結びつけることが出来ない。終盤には相手も得点を奪うためにシフトチェンジを行ってきた。それに伴いキープレーヤーが前線に移動したことで、こちらもそれに合わせて新戦力を投入するなど手は打った。逆に終了間際には駄目押しの追加点を奪い2-0で勝利することができた。
これで決勝トーナメント進出を決めることが出来た。しかし、それよりも攻撃力のある相手に対し、無失点で勝ちきれたことがチームにとっては大きなことだと感じている。ここ最近は、どんなにリードどしていても一瞬の気の緩みから失点を許してしまっていた。予選リーグの3節においても危ない場面はあったが、高い集中力で戦うことにより必要のない失点をくい止めることが出来た。予選全リーグを見ても失点0は我々だけである。この結果を残したDF陣に拍手を送りたい。そして、最後まで貪欲にゴールを狙いに行ったオフェンス陣の集中力も高く評価したい。オフェンス陣も全リーグ中、総得点はトップであった。