8/6(水) 大和シルフィードAチーム
report by 川辺
相手は部員を50名以上抱えるチームなのでお互いにチームをABCと3つの編成に分け試合を行った。試合は25分×2本で行われた。構成は姉部のメンバー11名(Bチームから2名だけ途中出場あり)である。
相手とは3回目の対戦だけに相手のサイド攻撃を主体としたサッカーをいかにして封じ込めるのか?また、相手の攻撃を凌いだ後での自分達の形にポイントを置き試合に臨んだ。
1本目、開始から飛ばしていくことで相手に余裕を与えないのが良かったと振り返ることが出来る。まともに対戦すれば相手の方が底力も経験もあるので力負けしてしまう、従って、相手に自分達のサッカーをさせずに開始から猛攻撃を仕掛けることがポイントだった。何度かチャンスを作る中、相手もサイド攻撃から組織の網を掻い潜ってくる。ギリギリのところで何とか守るシーンやバーに助けられるシーンもあった。しかし、3度目の対戦ということもあり、相手の精度の高い攻撃に対して対応することが出来るようになってきたというのもあった。攻め込まれることは多く決定的なチャンスの数は4対6で相手に分があったが、得点を決めることが出来たのはうちであった。それにサイド攻撃や中盤でのつなぎも少しずつ精度が上がってきていて、大人のサッカーに近付けてきている。
2本目、これで相手が本気になってくるのではないかと予想していた。やはり、強豪チームとは言え、2度も勝っている相手に最初から全力で戦うはずがない、甘く見られているわけではないと思うが、心のどこかに隙間ができてしまうのが人間でもある。従って、この25分をいかにして戦うのかが今回のキーポイントになった。今回は1本目でリードを奪えていただけに選手達には多少なりとも自信があったと思う。この自信が結果的に良い流れを呼び込んだことは間違いない。攻め込まれても焦らず対応することでピンチを凌ぎ、攻撃に転じれば自信を持って戦うことが出来ていた。しかし、相手はうまく、頭も良い。コーナーキックで1度途切れたプレーから素早いリスタートで得点まで運ばれてしまった。一瞬、途切れた集中力をうまく利用された形で1失点。同点にされたことは言うまでもないが、実に勉強になった失点だった。これで完全に相手に流れが傾くことが予想されたが、このような流れを一瞬で断ち切ることが出来るのはやはり個人技である。失点してから次のプレーで早々に得点を奪い返し再びリードすることになる。左サイドを個人の力で突破しセンターリングをFWが落とし2トップのもう1人がダイレクトでシュートを決めた。実に見事なゴールであったが、それよりも評価したいことは失点直後に取り返したということ。嫌な雰囲気が流れる中、一瞬で勝負を決めた突破には高い評価をしたい。
初めて、大和シルフィードに勝つことが出来たが、これで満足することは出来ない。やはり、10回対戦すれば9回は負けると思っている。完全に相手の力を凌駕して勝つことが今後の目標になるだろう。相手からは学ぶべきことが多く、目指すべき部分は多く存在する。そして、うちのウィークポイントを確実に突いて来るため、足りない部分を確認するためには最高の相手だと思う。目標は常に高く、そして、様々なことを学ぶ努力をしていきた。そして、今回の勝利が次のリーグ戦に大きな影響を与えてくれることを信じている。