8/4(月) 東京成徳中学・高等学校

report by 川辺

この日は夏の遠征を見越した3連戦の最終日、前日までの試合で疲労の溜まる選手達にとっては厳しい1日になったことであろう。ゲームは25分×4本の形式で行われた。
1本目、控え選手達のレベルアップを考えてスターティングメンバー以外の選手達を起用し試合に挑む。押し込まれることが予想されたが選手達は気負けすることなくほぼ互角の展開を見せてくれた。DFの選手を攻撃で使うなど、選手達のレベルアップに力を注いだ試合であったが、自分達の形を多少なりとも見せてくれたことに満足できる部分はあった。しかし、さすがに相手は素早いパスワークを得意とするチームだけに少しずつ対応に苦しめられ、結局終盤にミドルレンジからシュートを打たれてしまい1失点を許してしまう。こちらも全くチャンスがなかったわけではないが、あと一歩足りず得点を奪うことは出来なかった。
2本目、参加したメンバーの中から現時点のベストであろう編成で試合に挑む。が、細かいミスに選手達が苛立ち始めムードはどんどん落ちてしまう。疲労が大きな原因だと考えられるが、それにしても人に責任を押し付けてしまうような言動が気になった。
2本目が終わった時点で選手達に問題点を提示して、そこを修正するように話した。それがきっかけになったとは思わないが、選手達がお互いで意識の改善を行ったことは良かったと思う。
3本目、4本目は雰囲気の良い中で試合をすることが出来た。得点こそ奪えなかったものの、決定的なチャンスは多く演出することができた。ただ、選手達の疲労は隠すことが出来なかった。明らかに落ちる運動量とそれを裏付けるパフォーマンスの質・・・しかし、今回の3連戦で学ぶことは非常に多く充実した3日間だったと振り返ることが出来る。対中学生チームでの敗戦、その後のリーグ戦2勝目、更に体力の限界ポイントでの戦い。勝負の厳しさや遠征に向けて選手達が疲労の中でどの程度やれるのかも改めて確認することが出来た。
これだけのことを一度に経験できたことは今の選手達にとって大きなことである。

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