8/2(土) 駒沢SC女子部 ・北区さくらガールズ
report by 川辺
この日から3日間続けての連戦 ・ ・ ・。選手達の身体を考えれば真夏の3連戦は避けるべきことである。しかし、8月後半に行われる遠征を想定して、どこまで1つ1つを集中して消化できるか?ということをポイントとして活動する。更に次の日に行われる2部リーグの調整という意味も兼ねた試合でもあった。
1試合目、初めて駒沢SCのユースチームと対戦した。この試合でのポイントは何よりも選手層の強化であった。従って、普段はスターティングメンバーに入れない選手達を全員起用し、守備の選手などを攻撃で使うなど色々なテストの意味も兼ねていた。相手もトップチームの控え選手が数名入っていたので、ゲームとしては面白いものがあった。結果としては2-0で勝利することが出来たが、相手に決定的なチャンスを与えてしまうシーンもあった。しかし、選手達は不慣れなポジションにも関わらずよく戦っていた。
2試合目、北区さくらガールズとの試合。相手は中学生リーグに所属するチームである。今まで1度も負けたことがない相手ではあったが、自分達の形を持つ素晴らしいチーム。この試合には来ている選手の中からベストの布陣を選択し臨戦体制で試合に臨んだ。前半から圧倒的な支配力で押し込むものの、とにかく決定的なシーンではずし続ける最悪の展開。何故こんなにも入らないのかが疑問に思うほどであった。しかし、15分過ぎには右サイドから上げたアーリークロスにトップの選手が点と点で合わせて先制する。これで主導権は完全にうちに来ると思っていたが、その後も自分達で流れを崩すほどシュートをはずす。後半に入っても同じことを繰り返し、一瞬相手に流れが変わる、そこで相手はきっちりと決めてきた。そして、すぐさま逆転ゴールを許すことになる。そこから何とか立て直そうとしていたが、力及ばず敗戦という結果で終わってしまった。
今回の敗戦はある意味、とても勉強になった敗戦だった。設立1年目にも忘れられない敗戦をしたが、力が付いてくると共に選手達は忘れかけていたのだろう。強いチームとはどういうものなのか?改めて考えさせられることなった。試合前から結果を決め付けてしまったこと、自分達の力を過信していた選手達、いくら力に差があったとしても本気のチームに今回のような気持ちで勝てるはずもない。自分達は自分達で考えているほど強くはない!だからこそ、1戦1戦を本気で戦わない限り、勝ちつづけることはできない。1つの試合をどれだけ本気で戦えるか?これが今回の敗戦の理由である。