5/4(日) 日本体育大学Bチーム
report by 川辺
メグミルクカップ予選リーグ3戦目の日本体育大学戦。相手は神奈川のトップチームであり、かなりの強豪と聞いていた。Bチームという登録ではあったが、聞いたところによると中身はAチームということだった(?)らしい。
試合前に選手達に伝えたことは、
(1)相手はシーガルズ・東短に2連勝しているため決勝リーグ進出は決定している。従って、モチベーション的には高くないであろうということ。
(2)総合力は相手の方が上であるということ。
(3)シーガルズは前日に2連敗しているため決勝トーナメント進出は有り得ない。東短との試合はモチベーション的に負けてもおかしくないし、核の選手が怪我をしてしまったため、結果はどうなるかわからないということ。
日本体育大学が決勝トーナメント進出を決めている中、自力で上がれる可能性があるのはスフィーダのみという状況ではあった。しかもスフィーダが負けても、東短はシーガルズに『3点差以上の得点差を付けて勝たなければいけない』という極めて有利な状態であったことは事実である。
最低、引き分けで良かった試合であったが、開始より相手に押し込まれ開始早々に失点を許す。雰囲気は開始から最低なもので試合に対する集中は感じられない。ベンチの選手達も盛んに声を掛けるが、実際にピッチに立っている選手達はどこか緊張感を欠いていた。そこでベンチの選手達には『声を掛けないでほしい』と伝えた。試合をしているのはコーチ達ではない。自分達で雰囲気を作り、何とか立て直してほしかった。しかし、その願いも叶うことなく3失点のままハーフタイムに入る。
ハーフタイム、選手達に渇を入れ何とか自分達で立て直すように言い聞かせた。選手達は動きの修正を話し合っていたが、戦術的なことうんぬんよりも気持ちの問題だ!ということを伝えた。
後半、少しはまとまりを見せ、何度かチャンスを演出した。左サイドの突破よりダイレクトで合わせたFWが何とか1点を返すものの、その後のチャンスは生かすことができずに1-3で負けてしまった。
この試合は反省点が多く、自分達で自分達をコントロールできないメンタル的な弱さがはっきりと出てしまった。選手達には何のために、そして、誰のためにサッカーをしているのか?ということを強調して聞きたい感じが残った。
ちなみにこの敗戦により、決勝トーナメント進出は東短の結果次第になってしまった。同時進行で行われていた東短×シーガルズは5-1という大差で東短が勝利し、スフィーダの決勝トーナメント進出は得失点差1で阻まれた。
前日のシーガルズ戦とこの日の日本体育大学戦の取れる時に得点できなかっつたことが敗退の大きな理由になってしまった。結果論ではあるが、どこかであと1点取れていれば総得点で上に上がれたという辛い結果になってしまった。しかし、選手・スタッフにとってとても貴重な経験になったことは言うまでもない。リーグ戦では何が起こるか分からないということを痛感できたと思う。どんなに有利な状態でも1試合1試合を大切に受け止めて行かなければいけない。そして、それがなければ成長など有り得ないのだ。
予選敗退はしたものの、これが今後の選手達の成長に繋がるのであれば幸いである。