4/6(日) 対日本女子体育大学
report by 川辺
今年度初の公式戦、そして、負けてしまえば後のないトーナメント戦ということで良い緊張感を持ちながらの試合が出来たと感じている。
しかも、相手は東京都1部リーグ所属のチーム ・ ・ ・どこまでやりあえるのか?選手達の進化を問われる試合となった。
今回の試合が2003年度のスタートであり、今年度に行われる厳しい戦いを制して行く意味でも重要な意味を持つ試合となった。
相手は戦い方を熟知していて、動き出し ・パススピード ・基礎技術の高さなどで翻弄されるシーンが何度もあった。しかし、チームとして流動的な動き、ラインコントロールの微調整などは忠実に行われていた。結果、ゾーンをチームで上手く埋めながら囲い込みボールを奪取することは出来た。本来ならそこからの切り替えで一気に攻撃に転じなければいけないのだが、以前からの課題であるトップの孤立は改善することが出来なかった。
前半はボール支配率で負けていたものの、守備の組織が崩されず、シュートは1本も打たれなかった。今回の試合に向けての調整に守備面の個人戦術 ・チーム戦術のトレーニングはしてこなかったが、調整無しでもここまで組織として守れることには自信を持つことが出来た。
後半は逆に6本ものシュートを放たれた。やはり、前半からのゾーンディフェンスで体力の消耗が著しかった。失点をしたのが終了10分前だったが、残り10分〜20分を走り負けないだけの体力が必要だと感じた。今はこうしてボールを奪うまでの自分達の形を作れるのだから、今後はその後の攻撃が課題になる。まだまだ攻撃のイマジネーションが足りないし、攻撃時の自分達の崩し方も足りない ・ ・ ・。やらなければいけないことは山ほどあるが、足りない部分が明確なだけに修正していくことは簡単である。
2003年度は敗戦からのスタートとなってしまったが、自分達の力が東京のトップチーム相手にどこまで通用するのか明確に理解することが出来た。勝てるチャンスがあっただけに大きな悔しさは残るが、これをバネに更なる飛躍をしていきたい。