3/8(日) 青梅ビクトリー ●0-1(0-1、0-0)
reported by 井山 夏美
東京都レディースエイト2日目。先週の予選リーグを1位で突破し強敵が集まる1位同士での順位別トーナメントで1位〜4位を決める。
準決勝の相手は青梅ビクトリー。昨年静岡で行われた全国レディースエイトOー40サッカー大会ではフレンドリーマッチで一度対戦し、40歳以上のママさん達に高い技術レベルを感じた。今回の青梅ビクトリーは30歳代のママさん達が多くスフィーダママ達とほぼ同年代の戦いであった。予選リーグの時に相手の試合を拝見したが、一人一人が精度の高いキックやテクニックを持ち、攻撃もオーバーラップを繰り返し後ろから前にサポートが湧いて出て来る印象を受けた。
トレーニングでのスピードに乗った相手への対応や、抜かれない・シュートを打たれない、間合いを保ったアプローチの感覚に慣れるトレーニングの成果が一人一人に見え始め、最近の試合では守備面の対応が良くなり崩されての失点は少なくなっている。しかし今回の相手は攻撃になると後ろからのオーバーラップで人数をかけて攻撃してくるため、切り替えが遅れていたスフィーダは必ずゴール前にフリーな選手を作ってしまい、自陣に攻め込まれた時は守備が乱れる事が多かった。その中で前半9分、相手に与えたCKを合わせられ失点。キックもヘディングも見事なセットプレーであった。
スフィーダもボランタチにボールを集めスピードのあるSH、FWへパスを配給しゴールを狙うが得点を奪う事は出来ず前半が終わる。
残りは後半の15分。1点差ではあるが15分というゲーム時間は本当に短い。攻めなければならないが同時にこれ以上の失点は阻止しなければならない。
今の課題は攻撃の作り方で1番前線にいるFWに対してのサポートの仕方や、FWのポストプレー等で流動的にボールを前へ運ぶ事が課題であった。ハーフタイムにはマンマークされていたFWのサポート位置の改善とポジションに捕われず空いたポジションはチームでケアしながら前へ人数を増やす事を話し会った。
後半は両サイドにスピードのある選手を配置しFWにはポストプレーを得意とする選手に変えた。前半ほど相手に攻め込まれる事は少なくなるがスフィーダは守備の時に全体の位置が低くなりすぎて奪っても空いたスペースへ逃げる事が出来ずにいた。中盤での攻防を繰り返し、CBも得意のドリブル突破を何度かチャレンジするが簡単にはゴールに近づけず0-1で試合が終わる。
相手はパスを受ける直前のちょっとした工夫やシンプルなフェイントで相手を交わすテクニックをそれぞれが持っていて、私達より何枚も上手でした。また攻撃のパターンをチームで持っていて、受け手と出し手のスペースの共有がはっきりしている事でパスを出すと必ずそのスペースに走り込んで来る選手がいました。
敗戦となり優勝はなくなりましたが強い相手と対戦出来、球際のシンプルなテクニックとチーム全体が流動的に動く相手には学ぶ所が沢山ありました。
次は3位決定戦になります。