1/25(日) ヴェントアズー ●3-4(3-0、0-4)

reported by 井山 夏美

キディCUP3位決定戦は世田谷ママリーグ第4節で勝利した相手であるウ゛ェントアズーとの対決でした。

前試合の準決勝同様に1年を通しどのチームもレベルを上げているのは当然で、1度勝っている相手でも同じ結果になる事はないですが、スフィーダママも1年を通し少しづつ前進して来たので約半月振りのウ゛ェントアズーとの戦いに違いが出せるかが見所でした。1番分かりやすいのがスコアですが、前回のウ゛ェントアズーとの試合は2ー0での勝利でした。

ウ゛ェントアズーは速いアプローチをかけて来るチームではないが威力のあるロングシュートを放つ選手がいるため逆にスフィーダは素早いアプローチが必要であった。1度戦っているだけあり相手の抑えるべきキープレーヤーは把握していたので前半はスフィーダペースに試合を運ぶ。前半5分、ボランチからの縦へのスルーパスに抜け出したFWが先制点。7分にはFWのドリブル突破から追加点。そして12分、MFからのセンタリングをFWが決め一気に3得点を奪った。

試合テーマは、前回からのテーマであったDF(最終ライン)を積極的に使う事、サイドチェンジ、1対1の積極的な仕掛け。今日はそれに加えスライドをして連動して動く事をテーマにした。前半は相手のアプローチが厳しくない分落ち着いてパスを回し、テーマであるDFラインに一度戻しプレーのスペースを広げる動きも見れた。余裕を持って試合を進めて行き3点リードで折り返す。

そして後半。私の中で3点リードしている事に余裕を持ってしまったのは事実。サブであったメンバーも十分世田谷ママリーグで通用する選手である事は間違いないため、チームの底上げを図る意図を持ち、多くのメンバーを出場させた。しかし、次々とメンバーチェンジを行った為、流れを手放すことになってしまった。これは個々の力の問題ではなく、流れを読み切れなかったベンチ側に責任があると思う。
後半開始早々に相手にCKを与えてしまい失点してしまった事から流れが一気に傾き始める。直後にも味方同士のお見合いのような形で失点し、ここで一度スターティングメンバーに戻すが流れは相手に傾いたまま立て続けにセットプレーで失点を重ねてしまう。
残り5分で同点に追い付かれ、18分に逆転打を決められ3ー4で敗戦となった。

このような試合は私も初めてであり私自信の心の余裕を見せてしまった事を反省する試合になった。本当にサッカーは何が起こるか分からない。試合後涙も見せたママさん達であったが、失点の全てはセットプレーからでありDFを崩されての失点ではない。それ以上に後半1点も取りに行けなかった事に悔しさが残る。

試合が終わり数日立って、様々な方から試合を見ての感想やメンバーからの感想を頂いた。その中で「スフィーダはポジションの入れ替えがなくて、そのままの形であがっていくから、前に行くチャンスがあるのに逃して横パスやバックパスをしている。」との指摘を頂いた。今まで繋ぐサッカーのために練習ではパス&コントロールを集中して行い、縦に速いサッカーより横でのサポート…に執着し過ぎていた。ポゼッション率は上がってもなかなか攻撃に移れなかったのはチャンスを逃していたのだと気付く事が出来た。FWを追い越す動きやボール保持者を追い越す動きでもっと流動的に色々なポジションの人が点に絡むサッカーが出来るように変えて行きたいと思う。

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