10/12(日) 若林&武蔵野クラレス ○6-0(3-0、3-0)

reported by 井山 夏美

世田谷ママリーグも終盤戦に差し掛かり1試合終わる毎に上位が入れ代わる接戦。今日の試合を含め残り3試合全て勝つ事が出来れば文句なしの優勝だが、1つでも落とせば得失点が絡んで来る争いなだけに、勝つ事はもちろんだが得点を重ねる事も重要となった。

第5節の相手は若林&クラレス。若クラさんとは今年の5月に私達スフィーダママさんと合同チームを組み、御殿場で行われた東京ガスカップミセスサッカーフェスティバルに参加したりと、とても交流深く普段からお世話になっているチームである。その分お互いにキープレーヤーやサッカースタイルを知っているだけに良い意味で白熱した試合となった。

相手にはコンタクト、キック力、ドリブル突破が力強い身体能力の高いママさんがキープレーヤーで、合同チームで参加した御殿場遠征の時はDF面でかなり助けて頂いたが今回は警戒しなければならない。そして新たに若手も加わりパスの配給面で前とは少し違った印象を受けた。

試合が始まりスフィーダは左右のSHを起点に攻め、相手は若手のボランチを中心にパスを散らす。5分まではお互いそれぞれの攻撃を観せ、出だしから中盤でのコンタクトが激しく行われた。試合が動いたのは前半5分過ぎ、左SHが得意とするサイド突破から先制点を挙げると6分(左SH)、7分(右SH)と続けて得点を取り流れを引き寄せる。どの点もボランチがアシストしていてシンプルに繋ぎ得点へと結び付けていた。

前半は相手のキープレーヤーがCBだったため、毎試合得点を挙げていた抜け出しを得意とするFWのママさんもマークに付かれ裏を取る事が難しかったが、諦めずに前線で動き直しを繰り返した事が逆におとりのプレーになり2列目のSHが活きていたように感じた。

後半は元々足を痛めていたためFWを交代し最近SBで活躍しているママさんを起用する。相手もポジションを変えていてキープレーヤーがボランチに上がり、若手がFWに代わっていた。中盤での奪い合いは前半より増して激しくなり、浮き玉に反応しジャンプしたスフィーダママさんの頭一つ分上を行くキープレーヤーのジャンプ力には驚いた。激しい奪い合いの中パスをインターセプトしたCBが、得意のドリブル突破から4分に得点を挙げると、続けて6分相手DFのパスカットをしたFWがそのままドリブルシュート、そして8分には浮き玉に反応し大外に抜け出すとそこから2人抜きしてシュート!FWが一気に2得点を挙げる。得に8分の点は浮き玉をしっかりコントロールしてリズムよく2人をかわし迷わずシュートとスピードを落とさず流れる様な個人技であった。その後も攻め続けるが追加点はなく6-0で試合終了。

前半は相手のキープレーヤーがCBにいたため裏を取る事が難しく、細かいパス回しを繰り返してからの得点が多かった半面、後半はボランチに上がって来たキープレーヤーとの激しいコンタクトにも負けずにパスを配給したスフィーダのボランチママさんの踏ん張りによって味方に余裕を与え、個人突破の得点が多く生まれた。

前後半通して課題のサイドチェンジがCBを中心に上手く行え、SHの攻守の切り替えも早く、DFに対してサポートが出来ていたのでコート全体を使うようなポゼッションが少しずつ出来始めていた。

今日の試合では前半は繋ぎからの得点、後半では個人突破の得点とどの点もてとも迫力がありました。得点シーンも素晴らしかったのですが、そこに行くまでのDFとMFとのパスワークが安定していて今までで一番コートを広く使えていました。また相手のロングボールに一度も被る事なくヘディングで跳ね返していた左SBのママさんには毎回助けられています。いつもドリブル突破からの得点はアシスト誰だ?と忘れられがちですが、インターセプトからのドリブル突破でさえ一人が相手にアプローチに行く事で予測が着きインターセプトしやすくなります。どんな得点でも関わっている選手がいる事を今日の試合では改めて感じられチームワークが良い試合でした。
また後半途中出場したSBのママさんも積極的にオーバーラップから攻撃に参加したりと、川崎リークで゛の試合経験が活きて来ているように思います。
残り2試合です。優勝目指して次の試合も頑張りましょう!

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