10/5(日) マドレス ○1-0(0-0、1-0)

reported by 井山夏美

川崎リーグも第6節を迎えました。試合経験の少なかったママさん達も1試合を通して走り切れたりと徐々に試合に慣れて来ているように思います。教育リーグと独自に位置づけたリーグにより、今まで実力を発揮する機会が少なかったママさん達の思っていた以上の技術に気付く事が出来るため、川崎リーグは毎回充実した試合になっています。また川崎ママリーグはパスサッカーを展開するチームが多く手強い相手が多いですが、その分パスの出所を予測したり相手へのアプローチの間隔を考えたりと大切な部分が実践出来とても良い経験が積めています。

第6節の相手はマドレス。マドレスは1日で2試合連続の試合日程であったため私達と闘う時には1試合分消化した直後であった。相手の試合も見る事が出来たためキープレ-ヤーを把握したりと有利な状態で試合に挑めた。相手のボランチにはテクニックとスピードを持ったベテランママ選手がいて、私達が見ていた前半だけでもこの選手を中心に4得点を挙げていた。キープレーヤーとこの選手に多く絡む2人の選手を特に注意する事を話し合い試合に望んだ。

前半やはりボランチのベテランママのスピードに苦しめられ、殆どの時間攻め込まれている状態になった。相手のパスワークやドリブルによりスフィーダのポジショニングが全体的に低くなり自陣でのDFが多くなるが、相手はロングやミドルなど遠目からシュートを打つ事が少なかったため人数をかけ何とか止めて奪う事を繰り返していた。奪い返す事は出来ても攻守の切り替えが遅く逃げ道がない。この結果、縦に急ぎやすくなり、急に出された縦パスにFWは対応しきれず流れてしまい前半は攻撃らしい攻撃が出来ず0-0で終わる。久々に縦に急ぐ展開となり、かなりDF面で焦りが見えた。前半では奪った後のサポートの位置が近すぎたりサイドの選手の開きが小さかったり前過ぎたりと相手から逃げられるスペースでのサポートがなく、そのため焦って直接FWを狙った縦パスが増えてしまった。

後半はサイドで攻撃の起点を作る事が必要だが教育リーグという良い機会なので、サイドの選手は交代せず起点を作る事を目標に後半も続けて起用した。その代わりFWにはベンチスタートだった足が速く抜け出しが上手いママさんと交代。このママさんは試合でコンスタントに点を取っているので今日の縦に早い試合展開でも、もしかしたら…と期待していた。

後半は出だしから一転してスフィーダペース。相手のキープレーヤーが交代していたのである。影響力に驚きつつも後半15分は良い攻撃が出来る様サイドの選手にポジションの修正を繰り返した。前半より守備が落ち着いてSBのインターセプトが増えそこからSHに繋ぐ。徐々にではあるがSHのサポートの位置にメリハリが出て来て左SHがゴール前へクロスを入れたりとシュートチャンスが多く訪れた。そして後半8分CBのパスをボランチが少し触りパスコースを変えたスルーパスにFWが上手く抜け出しシュート!流れるようなパスからオフサイドぎりぎりの上手い抜け出しの得点であった。パスコースが増えDFが落ち着いた事とFWでボールが収まる様になった事で後半は一転してスフィーダが攻め続け、追加点はなかったが1-0で試合終了。

前半と後半で正反対な試合展開となり相手のキープレーヤーの存在感に前半は圧倒されてしまいました。後半交代してしまったのは残念でしたが、この選手以外にも上手い選手が沢山いて追加点を挙げる事は簡単ではありませんでした。しかし前半の厳しい状態の中で失点をせずに守り抜いた事も大きな経験になったと思います。
今日のSHをやったママさんは運動量の多いポジションにもかかわらずフル出場でしたが最後まで走り抜き試合後の疲れ具合にびっくりでした。スフィーダママさんの凄い所は1人も手を抜く選手がいなくて責任感が強い所にいつも魅力を感じます。
川崎リーグ残り3試合も粘り強く頑張りましょう。

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