9/14(日) 桜丘ピクシーズ △1‐1(0‐1、1‐0)
reported by 井山夏美
夏のOFF期間が終わり約2ヶ月振りに世田谷mamaリーグが行われた。残り4試合を残し現段階でリーグの順位は2位に位置しているが上位争いはどこが逆転してもおかしくない程の接戦で、ここからは負け一つが優勝争いを左右する結果となる。
第4節の相手は桜丘ピクシーズ。暫定1位に位置しているチームで、年齢層が若く前々から警戒していたチームであったが、今日の桜丘はスターティングメンバーが7人であり私達には有利な条件での試合となった。しかし相手の攻撃の選手はキック力も相手をかわすテクニックもあり、シュートは精度が良くアプローチが遅れるとコートのどの場所からもゴールを狙って来るチームである。そのため試合までの練習では改善点であるアプローチの遅れを修正する必要があった。主に3対3やゲームを多く行いその中で、かわされずシュートを打たれない寄せの間合いを繰り返しトレーニングし試合に望んだ。
前半出だしは相手ペースのスタートとなってしまい開始1分で警戒していたロングシュートを左サイドから打たれ失点。アシストをした選手へのアプローチの遅れから右から左へサイドチェンジされフリーで打たれてしまった。
その後も相手のロングシュートの嵐に苦しめられるが、前半10分を過ぎると中盤とDFのチャレンジ&カバーが整いインターセプトからスフィーダが攻め込む時間帯が増える。パスワークから相手DFの裏をとるプレーも何度かあったがコートが狭い分抜け出した選手はファーストタッチに失敗するとゴールラインを割ってしまうか相手GKに取られてしまうためなかなかシュートまで行く事が出来ず前半が終わる。
前半の途中からは細かく繋ぐプレーにより相手が引き付けられ逆サイドの選手がフリーになれている事が多かったため、一つ遠くを見る事とダイレクトプレーを混ぜる事をハーフタイムに話し合った。
後半も早めのアプローチを意識し続け頻繁に打たれる事はなくなった反面、ドリブル突破が増えゴール前での混戦が何度かあったがGKの身体を張ったプレーにより失点を防いだ。スフィーダも負けずに攻め込み、前半ではFWの動きが消えていると指摘されていたFWママさんの動きが後半では格段に良くなり、中盤からFWへのスルーパスが多く通る様になる。そして後半5分FWの選手がペナルティ-エリア付近でパスを受け、打ったシュートが相手に当たりゴール前で混戦となるが、跳ね返ったボールを左SHがシュートし得点を挙げる。これでやっと振り出しに戻る事が出来た。残り15分、ここからは失点をしないよう尚且つ逆転打を決めるため攻め続けなければならない。
徐々に疲労が目立って来るがFWの選手はまだまだ元気で、オフサイドになってしまったプレーも沢山あったが何度も裏を狙ったプレーを繰り返し、相手のディフェンダー同士のギャップに通されたゴールへ直結する難しい縦パスに上手く抜け出しGKと1対1に持ち込んだりと決定期を作り出したが、あと一歩の所で決まらず時間が過ぎて行く。
試合も終盤に差し掛かった頃、相手は若手枠を交代し更に若い11人制サッカーの現役プレーヤーを投入して来ると、この選手に最後の追い込みを強いられる事となった。最後の力を振り絞り守り切りようやく試合終了の笛がなった。
今日の相手は暫定1位の負け無しのチームに加えリーグ首位争いが接戦という事もあり、プレッシャーからか試合のスタートは今までで1番緊張しているように見えた。しかし相手の得意とする浮き球やシュートを封じるために全員で素早いアプローチを意識し続けられた事が失点を最小限に抑えられたのだと思う。
そして普段はFWで起用している運動量豊富な選手をSBで起用したが相手のサイド突破にもしっかりと着いて行ったりインターセプトから中央へ切り込んだりと攻守共に迫力あるプレーを観せていた。
また今日は毎回ドリブル突破から得点を挙げる若手枠のCBを欠いていたがヘディングを得意とするママさんを起用しカバーリンク、バックパズなど安定してサポートが出来ていた。
相手は7人で私達にとっては有利な試合条件でしたがさすがに桜丘の攻撃には勢いがあり、枠を狙ったロングシュートやドリブル突破に苦しめられてしまいました。
しかし今まで若手に頼っていた分今日は各ポジションでのママさん達の活躍によって1点を返し、何より負けなかった事が1番の収穫だったと思います。
リーグ戦残り3試合となりましたが得失点が絡んでくる程接戦になっています。1試合1試合大事に戦って行きましょう。