○4-0(2-0/2-0) 角鹿、中島、箕輪、江俣
前節は受け身の姿勢で臨んでしまったこと、スコアに対するサッカーを強いられてしまったことがゲーム全般の反省でした。この一週間はゴールへの意識向上を図り、そのために個々が走る・闘うことをポイントに強度と戦術意図のある準備を行うことができました。
前半、真夏日の下選手達は集中した入りを見せてくれました。積極的なプレスから相手陣内でチャンスを生み出し、先にペースを掴みます。先制は8分、高い位置でボールを動かす中で中盤選手のミドルシュートに反応したFW選手がリバウンドを詰めます。この試合は相手陣内のプレスが利き、サイドの崩しも深い位置まで侵入することができたため終始ゴールへの期待が持てる内容でした。一方最終ラインのボール処理の曖昧さ、相手のプレスにより自陣はやや不安定な戦況となります。特にGKへのバックパスが不必要に多かったことが、相手の勢いに自信をつけさせてしまいました。時間の経過と共にどこかで追いつかれる雰囲気があり、チームとしての勢いを失ったままHTを迎えると思った終了間際、貴重な追加点を奪えたことは非常に大きかったです。
後半はDFラインが前向きな選択を取れるよう、全体の修正を図りました。また育成年代のためお互いにメンバー交代が多かったこともあり、悪い流れを引き継ぐことはありませんでした。ただそれ以上に前線選手の献身的な運動量、声掛け、球際で闘うといった、前半以上の強度でプレーできたことはゲーム全体を引き締める要因となりました。この試合は得点こそすべてFW選手でしたが、CB以外の選手が積極的にエリア内外からシュートを放つシーンが多かったことはベストゲームと捉えています。
この試合は前節の反省を大部分で修正でき、苦しい時間も我慢できたものでした。本節は選手達にとって新たな自信や基準の共有になったと思います。違ったものは個々の意識と選択のみで、技術や戦術理解などは一週間で限られたものです。前節と全く違うゲームを行えたことが一番の収穫で、これに掛かる技術や判断など、サッカーの質をここから上げていきたいと思います。残暑厳しい中でのたくさんの応援、誠にありがとうございました。一つたくましさを見せてくれた選手達の成長を継続できるよう、二次リーグも頑張りたいと思います。引き続き選手達のサポートをよろしくお願いいたします。
山田 岳暁