⚪︎8-0(2-0/6-0) 羽柴、菊地、伴藤、片山、大西、菊地、大西、角鹿
東京都女子U18サッカーリーグの第1節であり、リーグ戦は1巡しかない為に1試合1試合がトーナメントのような状況(勝ち点や得失点に重みがある)の中で、目標である1年での関東リーグ復帰・昇格を目指す闘いが開幕を迎えました。我々はチームとして「勝負を分けるポイント」に対する整理をして参りました。中央にベクトルを持った中でサイド攻撃、良い守備からのショートカウンター、セットプレーで得点を取れるように擦り合わせてきました。
試合前ミーティングで伝えた「イワシの群れ」のように、前半立ち上がりから、ミーティングで伝えた内容を体現してくれ、単体(個人)で闘うのではなく、チームとして全員が繋がり合い、攻撃時は442の相手守備組織に対して、人数(厚み)をかけて襲い掛かり、バイタルエリアやペナルティーエリア内に侵入(ラインブレイク)を繰り返しました。ボールを揺さぶり続け、相手のズレが生まれた瞬間に縦パスを入れて攻撃のスイッチが入ったことや対角へのフィードで、相手に対して効果的に嫌なことを続けられたことが後半開始からの加速に繋がったと思っております。
守備時はチーム全体がコンパクトフィールドを形成して、プレッシングのスイッチが共有されたと同時に、群れのごとく相手(ボール)に対してアタックしにいき、刈り取れておりました。選手たちの「攻守における“ 群れ“」が相手の脅威になっていたことは収穫だと思います。何よりもこの天候の中で、後半に戦術的だけでなくフィジカルも含めて、ギアを上げれたことは日常の積み重ねであり、結果として勝ち切れたと思っております。
チームとして簡単な試合(勝負に絶対)はないこと、負けてはいけない試合に負けてしまったことに対する責任を痛感した1週間前、そこから1週間で様々な壁に直面してきましたが壁から目を背けることなく「勝負の神様は細部に宿る」ということを追求していく中で、日常の細部(些細なこと)まで拘り抜き、そして「最低限のことを最大限にやること」をコーチングの中で求め続けています。昨日選手たちのTODAY(目標管理アプリ)振り返りから今シーズンや今日の試合への熱い想いをみて、選手たちに我々の想いが少しずつ伝染しつつあり、勝利から遠のいていた状況から打破するべく、選手たちと共に積み上げ(想い)を結果で示したいと思っておりました。開幕戦という難しい状況下で勝ち切れたこと、前回の都予選敗戦を意味あるものにしようとして歩んだこの1週間の道のりの先にある今回の勝利は「価値ある勝利」だと思っております。まだリーグ戦は始まりに過ぎませんので、夏期間に更なるレベルアップを図ります。
本日も練習前にも関わらずレッズランドまで来て、熱く声を出して応援をしてくれたジュニアユースの選手たちや毎試合ユースチームの試合に駆け付けて下さるスフィーダファミリー(サポーター)の皆様、選手たちを支えてくださる保護者の皆様に感謝申し上げます。また皆様に勝利を届けられるように日常から基準を下げることなく歩んで参ります。
小林 舜
